地域がん医療連携の推進を担う薬剤師養成コース
臨床がん医療講座

 令和2年1月21日(火)19:00から北海道医療大学札幌サテライトキャンパスにおいて、文部科学省選定 がん専門医療人材養成プラン 地域がん医療連携の推進を担う薬剤師養成コース「第1回 がん臨床講座」を開催しました。今回は「薬局薬剤師が実践する生活に視点を置いたがん患者対応」をテーマに、株式会社サンクールの宇高伸宜先生にご講演いただきました。
 がんはわが国において、1981年に脳血管疾患を抜いて死亡原因の1位となり、現在、がんによる死亡者数は年間30万人を超える状況となっています。それに伴い、薬剤師の業務は大きく変化してきています。近年、内服抗がん薬の登場により保険薬局の薬剤師によるがん患者対応も重要視されています。
 宇高先生には、抗がん剤治療に対する支持療法を中心に、最近のエビデンス報告や実際の症例を交え講演していただきました。先生は、がんと診断された患者が少しでも日常生活を送れるように、薬剤師には「知識」と「信頼」が求められること、そのためには医療者の一員として勉強を継続する覚悟が必要である、と強く訴えられました。
 今回の講座は、がん患者をどのように継続的にフォローしていくべきかを考えている薬剤師にとって参考になる内容でした。


会場写真1 会場写真2

~アンケートより~
  • 薬剤師が提案できることは、患者様のお薬のことだけではないことが参考になった。
  • 実際の症例を提示し、成功例や失敗例を知ることができた。
  • 患者ファーストで仕事をしていることを見習いたい。