がん看護コース研修
緩和ケアアウトリーチナース養成プログラム特別セミナー

 今年度の特別セミナーは、昨年同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと、令和元年7月3日(水)に本学札幌サテライトキャンパスにて開催されました。特別セミナーはがんプロフェッショナル養成プラン事業として位置づけられています。目的は、積極的な就学支援であり、内容は受験に至るまでの準備、就学中の状況や修了後の勤務方法などについて、在学生から生の声を聞ける機会を持てるように行なっています。
 今回のプログラムは、本学の大学院受験希望者を対象として、看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース、教育内容と履修に関する説明会が行われた後、特別セミナーに移りました。セミナー参加者2名に、本学がん看護CNSコースの在学生2名、教員3名が加わり行われました。教員のうち1名は、本学大学院の修了生であり、臨床でがん看護専門看護師として活動した経験があります。
 セミナーの内容は、参加者が気になっている学業と仕事や私生活との両立、履修方法、看護研究について、参加者の看護師としての展望について話し合われました。在学生から生の声を聞くことで、具体的なカリキュラムや学習計画、今後自身がなりたい看護師像など参加者の疑問に一つずつ話し合うことができました。CNS養成課程における学習計画は、長期の研修が必須になるため、時間を確保するために仕事の調整が必要となってきます。そのため、大学院を何年で修了するかというおおよその計画から、どのタイミングで休暇を確保し研修に時間を当てていくかなどいろいろな提案がされ、参加者が具体的にイメージつくような活発な話し合いが行われました。参加者からは、「在学生が、日々学びがあるという話を聞けた」といった満足したというアンケート結果がありました。
 このように、がん看護専門看護師を目指す大学院受験希望者が、仕事を続けながら、もしくは新たな道を進むにあたり大学院在学生や修了生と直接交流できる場を設けられるのも、本学の多様なニーズに対応するがん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プランならではと考えています。
 今後も、このような取り組みを通して、がん看護専門看護師への道をサポートしていきたいと考えています。
会場写真 会場写真

〜アンケートより〜
  • 在学生の生の声を聞けた事がうれしかったです。
  • 1年目の方々の大変ながらも日々学びがあるというお話が聞けた事、ただ辛いだけではないということが聞けて、しかも楽しまれているという言葉をきけて安心しました。受験までに行ったことも聞けたのがよかったです。