地域がん医療連携の推進を担う薬剤師養成コース
臨床がん医療講座

 平成30年10月2日(火)に北海道医療大学札幌サテライトキャンパスにおいて「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン 臨床がん医療講座を開催いたしました。講師には北海道医療大学歯学部生体機能・病態学系 顎顔面口腔外科学分野教授 永易裕樹先生を招聘し「がん患者の口腔ケア~周術期におけるオーラルマネジメントの意義と口腔病変~」についてご講演いただきました。
 講演内容として,①周術期口腔ケアとオーラルマネジメント, ②口腔ケアに対する国の動きと保険診療, ③口腔ケアに際して注意が必要な口腔粘膜疾患, ④骨吸収抑制薬関連顎骨壊死と薬科医科歯科連携, ⑤がん患者における周術期口腔機能管理, ⑥オーラルマネジメントに対する本学の取り組みに関して薬剤師にも分かりやすい講演を拝聴することができました。
 化学療法や放射線治療に伴う口腔内病変は患者QOLを低下させるため、口腔ケアが重要である。2018年、化学療法や放射線治療に伴う口腔内病変の液状機器が発売され注目されており、今後の薬科医科歯科連携の重要性について考えることができる大変有意義な講演会となりました。

会場写真 会場写真

~アンケートより~
  • 抗がん剤治療と歯科の関係性がよく分かりました。
  • 口腔粘膜炎の治療方法などが勉強になりました。
  • 院内に歯科がなく連携が取れていないが, スムーズな連携が取れるような環境になってほしい。