がん看護コース研修
緩和ケアアウトリーチナース養成プログラム特別セミナー

今年度の特別セミナーは、昨年同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと、平成30年7月4日(水)に本学札幌サテライトキャンパスにて開催されました。特別セミナーは、がんプロフェッショナル養成プラン事業として、積極的な修学支援を目的として、在学中の状況や修了後の勤務方法などについて、在学生から生の声による情報収集の機会を持てるように行なっています。
今回のプログラムは、本学の大学院受験希望者を対象として、看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース、教育内容と履修に関する説明会が行われた後、特別セミナーに移りました。
今回は、2名の参加者に、本学がん看護CNSコースの在籍生1名、教員3名が加わり行われました。教員のうち1名は、本学大学院の修了生であり、臨床でCNSとして活動した経験があります。セミナーの内容は、参加者が気になっている学業と仕事や私生活との両立、専門看護師と認定看護師の役割について、参加者の看護師としての展望について話し合われました。在籍生がいることで、具体的なカリキュラムや学習計画、今後の個々の人生を考える上で、私生活における出産や育児との兼ね合いなど参加者の疑問に一つずつ話し合うことができました。CNS養成課程における学習計画は、長期の研修が必須になるため、時間を確保するために仕事の調整が必要となってきます。そのため、大学院を何年で修了するかというおおよその計画から、どのタイミングで休暇を確保し研修に時間を当てていくかなどいろいろな提案がされ、参加者が具体的にイメージつくように話が進みました。その結果、アンケートでは期待通りの内容だったと参加者から回答ありました。
このように、がん看護専門看護師を目指す大学院受験希望者が、仕事を続けながら学びを続けている大学院在籍生や修了生と直接交流できる場を設けられるのも、本学の多様なニーズに対応するがん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プランならではだと考えています。実際、10年前はがん看護専門看護師が北海道で1名でしたが、平成30年7月現在で39名まで増加しております。
今後も、このような取り組みを通して、がん看護専門看護師への道をサポートしていきたいと考えています。
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