がん看護コース研修
緩和ケアアウトリーチナース養成プログラム特別セミナー

 今年度の第1回特別セミナーは、昨年度同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと、平成29年7月5日(水)に本学札幌サテライトキャンパスにて開催されました。看護師として臨床で活動する看護師にとって、専門看護師(CNS)の資格取得を考えた時、まず大学院受験が課題となります。しかし受験を現実として考えてみると、学業と就労の両立や、経済的な面等の様々な不安や疑問が生じるものです。この特別セミナーは、本学独自の多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン事業として、受験を考える方を対象に、就学中の状況や修了後の勤務方法などについて、在学生からの情報収集の機会を持ち、就学支援を行うことを目的に開催しています。
 今回のプログラムは、本学の大学院受験希望者を対象として、看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース、教育内容と履修に関する説明会が行われた後、がん看護専門看護師コースの受験者希望者を対象とした特別セミナーに移りました。
 今回は、4名の参加者に、本学がん看護CNSコースの在籍生2名、CNSとして活動している修了生1名、教員2名が加わり、学業と仕事や私生活との両立、専門看護師と認定看護師の役割について主に話し合われました。在籍生や修了生は、CNSとしての活動のビジョンを持ち、仕事を持ちながら大学院での修士論文作成やCNSになるための実習に取り組んできています。参加者は、そのような先輩方の経験談を聞くことで、受験に向けた具体的なイメージを持つことができ、アンケートの結果においても4名全員が、今回のセミナーおよび在学生とのお話が役に立ったと回答しました。また、担当する教員と直接ディスカッションできたことも、受験への意欲につながったようです。
 このように、専門看護師を目指す大学院受験希望者が、がん看護CNSや、現在、大学院在籍者と直接交流できる場を設けられるのも、本学の多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プランならではの成果と考えています。今後も、このような機会をとおして専門看護師への道をサポートに取り組みたいと考えています。
会場写真

〜アンケートより〜
  • 受験についてなど詳しい内容がきけてイメージが付いた。
  • 具体的に学生生活や学校について知ることができました。
  • 実際に色々聞くことが出来て、自分が通うことができるのかどうかの判断することができた。
  • CNと悩んでいたが違いについて説明をきくことができ、自分のやりたい看護と照らし合わせて決めていきたいと思えた。
  • 講師の先生の話が熱く、学びたいと思った。