同窓生からのリレーエッセイ 介護Vol.2
学校を卒業して20年・・・少しは大人(?)になった自分は2つの通所を兼務する管理者として奮闘している。学生時代は最後まで就職先が決まらず、先生や窓口の清水さんをヤキモキさせていたにちがいない。 苦労して就職した施設も「となりの芝は良く見える」と、まったく畑違いの環境へ転職してしまった。現在の職場に入ったのは11年前。ふらふらして苦労知らずの自分であったが、職場の方々や環境に恵まれ忙しい日々を送っている。
自分は通所サービスという職種が好きだ。自由に外出ができない高齢者、様々な疾患を抱え、ともすると暗く沈みがちな気持ちを通所利用することで開放され、笑顔で自宅へ戻ってゆく。 日々、元気になっていく利用者の姿が自分の働く原動力だ。 介護福祉士の資格が誕生して20年以上が経ち、取り巻く環境はいまだ厳しいものであるが、介護職は究極の専門職だと思っている。長く働き続けられる人はほんの一握りである。 そんな専門職の一員として働く自分にほんの少し誇りが持てるようになってきた。
20120501
➔ 次回エッセイは… 卒業期が変わって、池森さんです。
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