教育概要
プロフェッショナリズム入門(1年)
理学療法士としてのプロフェッショナリズムとは何かを学ぶ。社会に役立ち、活躍できる、倫理的で実践的な職業人になるべく、職業人として必要とされるコンピテンシー、プロフェッショナリズムとは何かを学修し、職業人としての基礎を構築する。また、学士課程のカリキュラムを理解し、専門職業人としての学修の基本であるアカデミックスキルを学び、将来にわたって持続的に学修を遂行できる学修習慣を身につける。
栄養学(2年)
栄養は身体のエネルギー源であると同時に、身体の構成要素である。栄養は過剰でも不足でも心身機能に大きな影響を及ぼすため、リハビリテーションに求められる全人的な評価の一つの要素として患者の栄養状態を正しく評価することが求められている。本科目では、各栄養素の基本的な性質や働き、基本的な栄養評価方法を理解するとともに、身体における栄養の役割を学修し、医療者に求められる栄養学の基礎を構築することを目標とする。
運動療法学Ⅱ(2年)
運動療法の基礎的理論をもとに、運動療法の基本的な考え方について学修する。また、病態、障がいに対してどのように運動療法を適応していくかについて学修することを目的とする。
内部障害理学療法学Ⅰ(3年)
呼吸器疾患、循環器疾患、代謝障害系疾患など内部障害系疾患に関する理学療法について学修する。
内部障害理学療法学Ⅱ(3年)
呼吸器疾患、循環器疾患、代謝障害系疾患など内部障害系疾患に関する理学療法を学修する。
内部障害理学療法学演習(3年)
内部障害理学療法学で習得した知識をもとに、内部障害系疾患に対する各疾患の病態の理解、および理学療法評価とリハビリテーションアプローチの基本的な考え方について学修する。演習では主にペーパーペイシェントを用いたグループワーク形式の演習を行い、個々の評価項目の意義や評価項目間の関連性の理解や、評価結果を統合解釈し、介入プログラムの立案ができるようにする。
理学療法特講Ⅳ(急性期内部障害)(4年)
内部障害理学療法学や内部障害理学療法学演習で習得した知識をもとに、急性期の内部障害領域における理学療法評価とリハビリテーションアプローチの基本技術、リスク管理方法に関して、演習を通じ身につけることを目的とする。
理学療法管理・運営論(4年)
病院・施設の中で理学療法部門はそれが単独で機能することはなく、全体の管理運営の中に組み込まれている。それは必然的に職種の異なる医療従事者の部署同士の関係を、全体の枠組みの中でとらえていく必要があることを意味する。医療行政と保険制度、病診連携とその中でのチーム医療、理学療法部門の位置づけと役割、院内感染対策、診療記録や他の記録の意義と運用、環境整備や事故対応策などについて考察しながら、臨床現場における理学療法を効果的に実施できるためのマネジメントを学習する。