薬剤学(製剤学)

研究実績

研究概要

1) 製剤試験法を用いた後発医薬品の品質評価

 近年、国は医療費の削減を目的に、積極的な後発医薬品の使用を推進している。医療現場において、後発医薬品を使用するにあたり、その品質、有効性、安全性に対する十分な情報が必要である。当研究室では、これまでに様々な後発医薬品の品質について各製剤試験を用いて評価し、報告を行っている。

2) 固体分散体形成を応用した難水溶性薬物の溶解性と生物学的利用能の改善

 難溶性の薬物は、消化管内における溶解が吸収の律速となることが知られており、消化管内の生理条件が異なる個体間あるいは個体内での生物学的利用能の変動の原因となっている。当研究室では、これまでに難水溶性薬物を水溶性高分子担体との固体分散体に調製し、溶解性および生物学的利用能の改善に関する報告を行っている。