口腔生物学系 薬理学

概要

【歯科薬理学講義】講義では、歯科治療で使われる薬物ばかりでなく、中枢神経作用薬、末梢神経作用薬、循環器作用薬などの広範な薬物の薬理作用、作用機序、臨床応用を学習します。さらに薬の作用様式、薬物体内動態、生体内情報伝達の基本、薬の毒性と副作用を学びます。実習では、生体に対する薬物作用を学生の目で観察し、講義で学んだ薬についての理解を深めます。近年、薬の作用は分子レベルで明らかになってきましたが、これらの最新情報についても学びます。

【研究】本講座では唾液腺細胞や培養細胞を用いて細胞内カルシウムシグナルの制御機構を研究している。現在の主な研究テーマは以下の通りである(1)唾液腺細胞のシグナル応答における情報分子の可視化とその機能解析(2)イノシトール三リン酸(IP3)受容体の細胞内分布の免疫学的・分子生物学的検索(3)IP3受容体活性化の調節機構(4)カルシウムウェーブ及びカルシウムオシレーションの分子機構(5)蛍光共鳴エネルギー転移(FRET)を応用した可視化プロープの開発。

お知らせ・更新情報

2020/10/01仙葉愼吾先生が薬理学分野の助教として加わりました。

お問い合わせ

お問い合わせは以下のアドレスまでtanimura@hoku-iryo-u.ac.jp