■会長就任のご挨拶

　桂　　正俊
　北海道医療大学薬学部同窓会長

　北海道医療大学薬学部同窓会（北医療薬）は、昭和5４年12月に設立され、会員数6500名（令和6年3月現在）を超える組織にまで成長しております。現在の支部は札幌支部、道北支部、十勝支部、道南支部、釧根支部、オホーツク支部、日胆支部の道内７支部と青森支部、栃木支部、茨木支部、北越支部、神奈川県支部、東海支部、関西支部、中四国支部、九州支部、沖縄支部の道外１０支部、計１７支部で活動しております。本大学は薬学部でスタートし、その後歯学部、歯学部附属歯科衛生士専門学校、札幌医療福祉専門学校を設立、その後看護福祉学部、心理科学部、リハビリテーション科学部、医療技術学部の設立など、道内最大の医療系総合大学へと進展し、大学名称も東日本学園大学から北海道医療大学へと変更が行われるなど発展を遂げてまいりました。その大学も今年で創立５０周年を迎える事となり、今後同窓会としても、大学発展のために、学校教育の活性化の一翼を担うべく活動を積極的に行っていかなければならないと考えております。
　北医療薬の初代会長は１期生の玉木氏、２代目が１期生の嘉陽氏、３代目が１期生の星野氏、４代目が２期生の山崎氏、５代目が３期生の田中氏そして私が6代目となります。同窓会の活動は、全国で薬剤師をはじめとして各分野で活躍されている卒業生を取り巻く社会環境は、厳しい情勢下になることが予想され、今後求められるものは、大学時代に培われた暖かい人間関係と友情および情報交換だと思います。歴代会長のご努力や会員諸氏のご協力により、各地での支部が設立されるようになり、支部単位でのセミナーの開催や会員同士の交流等が行われております。同窓会本部では、北海道医療大学薬剤師支援センターと協力し、「将来ビジョン講座」「医療安全対策講座」「臨床薬学講座」「認定・専門薬剤師養成講座」「がんプロフェッショナル養成講座」等卒後教育を目的とした講座を毎月開催するとともに、北海道医療大学の他学部同窓会とのコラボ☆講演会にも参加し、同窓会組織の輪が広がっております。
　薬学部の在校生に対して、「大学の卒業生・在校生合同懇談会」を開催し、進路の相談や就職先の情報提供等を卒業生が行いとともに就職後のフォローアップなどのアドバイスを行っております。また、コロナ禍で通学が困難な状況の際には、大学に同窓会より寄附を行い、フェイスシールドを寄贈するとともに、実務実習の際のケーシ代や国家試験対策の参考書（青本）の購入補助を行っております。また、国家試験対策講習会の追加講義を開催し、国家試験の合格率の向上に貢献しております。
　現在、北医療薬では、道民に対しての公共イメージ向上事業を始動しており、大学と共同で札幌駅の歩行空間に於いて市民に対してのイベントを開催し、大学のＰＲと薬剤師をはじめとする医療・福祉の職業の体験を行っております。この事業は今後全国的に開催を予定し、各支部の卒業生と連携を行い、大学と北医療薬の更なる活性化を期待しております。 　最後に、私たちの取り巻く環境や担うべき責務が大きく変わりつつある中で、北医療薬は大学運営と連携を密にし、全ての卒業生の職域職能の向上を図ると共に、北医療薬の世代交代をスムーズに行い、未来の卒業生が同窓会活動を活発にして、母校並びに同窓生の発展と飛躍に期したいと念願しておりますので、ご支援とご協力をお願い致します。