陳皮
ミカン科のウンシュウミカンCitrus unshiu Markovichの成熟した果実の皮のことで、古い皮ほど効能が高く、10〜15年ものの陳皮は朝鮮人参より高価とされています。「陳皮」の「陳」は「老いた」とか「古い」と言う意味です。原名
"橘柚(きつゆう)" で『神農本草経』の上品(じょうぼん)に収録されたものが現在の陳皮の基と考えられますが、その後、橘皮、黄橘柚、陳橘柚、陳皮、橘紅、紅皮などの多くの関連名称が見られ、ちょっと複雑です。主成分は精油(リモネンを主成分とする)、フラボノイド配糖体、ペクチンなどです。主として漢方処方薬で、健胃消化薬、鎮咳去痰薬とみなされている処方、及びその他の処方に比較的高頻度で配合されます。
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七味唐辛子の中身のお話
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