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ブログ「堀田清の元気が出るお話」

すずしろの花



北海道医療大学 薬用植物園・北方系生態観察園

日本のスパイスと『七味唐辛子』のお話

七味唐辛子の中身のお話

唐辛子

 ナス科のトウガラシCapsicum annuum L.は南米原産で、熱帯では多年性低木となりますが、温帯では一年生草本で、使用部分は果実です。

 トウガラシは胃痛、消化不良、水腫、歯痛、痛風、リウマチなどさまざまな病気の治療に用いられてきました。風邪や扁桃腺炎にも良いといわれ、うがい薬にも含まれていました。ビタミンA前駆体であるカロチノイド類やビタミンC を多く含有しているので栄養学的にも重要です。辛味成分はカプサイシンであり、アドレナリン分泌促進作用があるため新陳代謝を上げ、血液中の中性脂肪値を低下させます。近年、カプサイシンが発がん性物質に対し科学的予防効果があることが分かってきているため注目されています。

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七味唐辛子の中身のお話