概要
歯科補綴学に軸足をおいた老年医学に関するトランスレーショナルリサーチ
疾病構造が変化した超高齢社会においては、リハビリテーション医学における歯科医学が果たす役割がますます重要になっています。歯の欠損に対する代償的アプローチとして製作された補綴装置が高齢者・有病者の口腔機能の回復さらには健康寿命の延伸にいかに貢献するのかを示すエビデンスが求められています。
本講座では、これまで取り組んできた加齢・疾患モデル動物を用いた基礎研究に加えて、施設高齢者を対象にした臨床研究により口腔機能の維持や早期回復がフレイルや認知症の予防や改善につながる可能性を明らかにすることを目指しています。