薬草園便り

2003年5月〜 (文・関崎春雄 薬用植物園 園長)


2007年3月

○ 薬草園花だより
→三月の温室は、翡翠蔓(ヒスイカズラ、jade vine)で賑わいます。沢山の蕾をつけた房が何本も確認できています。翡翠蔓はフィリッピン原産のマメ科の蔓性の植物で絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。藤の花のように花穂が垂れ下がり、60cm 程の房に数百個のサンゴ海の水の色のような花をつけます。日本での栽培はハワイで日系二世の方が栽培していたものの種子を譲り受け、1973年に発芽に成功させたのが最初だそうです。全国に少しずつ広がっているようですが、現在でも全国各地で開花すると地元のマスコミを賑わせています。本園温室の翡翠蔓は、4年前に摂南大学の薬草園から譲り受けた苗を吉田さんと宮本さんが立派な棚を作り、丹誠をこめて育ててきたものです。

 日増しに強くなる陽射しを受け、三月の温室は多くの花で賑やかになりそうです。
しかし、温室内は昨秋からの植え替えや整備により、スッキリした感がします。オクナ(ミッキーマウスノキ)にミッキーマウスが遊ぶ姿が見られるかもしれません。四季咲きのヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)の深紅色の変わった形の花も楽しめます。中央講義棟の完成で温室への道は非常に広くなりました。残り少ない寒さの中、是非温室の花をお楽しみ下さい。

 今月の写真ではヤブツバキ(ツバキ)を紹介します。まだ小さい鉢植えの木ですが、1月下旬に沢山の花芽を付け、元気に育っています。図説・花と樹の辞典(木村陽二郎 監修、柏書房)によると、「日本人とツバキとの関わりは、五千年ほど前にさかのぼることができる。福井県三方五湖の縄文時代の遺跡・鳥浜貝塚からはツバキの材を利用した石斧の柄が出土しており、ツバキ細工の櫛も発見されている」と記載されている。北海道育ちですが、幼い頃から椿油でその名は知っていました。しかし、椿は日本で作られた字であることを最近になって知りました。

ヤブツバキ(ツバキ)
Camellia japonica L. ツバキ科 (Theaceae)

 本州から九州の海岸近くの山地にはえる常緑高木。葉には葉柄があり互生。細かいきょ歯があり、厚くて表面につやがある。枝先に花柄のない大きい赤い花を下向きに付ける。果実は直径3cm ほどの球形で熟すと三裂、中には4〜6の種子を含む。ツバキの木灰は、紫根染めの媒染剤や焼物の釉薬として利用。ツバキ油は化粧用、食用、工業用として古くから利用されてきた。
 また、ツバキ油は日本薬局方に古くから収載され、薬用として軟膏、硬膏、リニメント剤、注射剤などの製剤用基剤。日本薬局方に記載されているツバキ油の製法は、「9〜10月ごろ果実をとり、約1週間、天日又は人工乾燥し、種子を粗砕し、さらに細粉砕して、蒸煮し、圧搾する」とある。驚きは確認反応で、リーベルの呈色反応でツバキ油とサザンカ油、オリブ及びラッカセイ油、ナタネ油、アマニン油及びゴマ油をそれぞれ簡単に識別できることである。

今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月いっぱい、温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:ヒスイカズラ、ウケザキクンシラン、ヤブツバキ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイソウ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)、シャリンバイ、ヘリオトロープ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、セイロンベンケイ、トキワマンサク、クスノキ、マンジェリコン、アリアケカズラ、マンゴー、ブーゲンビリア(イカダカズラ)(紫と白)などの花が観察できそうです。また、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、コーヒーノキ、パイナップルなどの果実、液果などがみられます。

このページの一番上へ


2007年2月

○ 薬草園花だより
→一月は雪が極端に少なく比較的温暖な新年のスタートで温室の管理も順調でした。植物は元気に生育しています。その中で紅白セットの植物が目を引きます。ポインセチア(花ではなく苞(ほう)ですが)は、特にみごとな紅と白の鉢が並べられています。また、ツバキカズラも見ごろです。どちらも赤の方が大きく育っています。紅白といえばベンケイフサギも面白いですよ。また、リュウキュウベンケイソウ(Kalanchoe)属のセイロンベンケイ(トウロウソウ)とコダカラベンケイの花が観察できそうです。植物全体、また花の姿もかわっていて面白い植物です。特に、マダガスカル原産のコダカラベンケイは、葉縁に多数の“むかご”をつけ、簡単に栄養繁殖できます。興味のある方は温室へ行って宮本さん、加藤さんか吉田さんからむかごを頂き育ててみてください。生薬学研究室でも、水の管理だけで、元気に生育しています。オクナ(ミッキーマウスノキ)、モモ、ナンテンの花、クチナシの果実(生薬名はサンシシ)がご覧いただけます。

 今月からは、中央講義棟の完成に伴い従来通り個体差科学研究所横の道(中央講義棟との間)を通って温室に行くことが出来ます。是非ご来園下さい。

 今月の写真ではナンテンを紹介します。温室にはナンテンとシロナンテンがあります。シロナンテン(Nandinadomestica Thunb. var. leucocarpa Makino)は沖縄から導入されたもので、果実は球状白色液果で熟しても赤くなりません。温室ではなかなか着果しないので、果実を比較できないのが残念です。また、果実が淡紫色のフジナンテン(Nandinadomestica Thunb. var. porphyrocarpa Makino)と呼ばれているものもあるようです。

温室のナンテンの花
 市販のナンテンの果実

 ナンテン
Nandina domestica Thunb. メギ科(Berberidaceae)

関東南部以西、四国、九州および中国、インドに分布。暖帯の山林内に生え、観賞用などに植栽される常緑低木。樹高は1〜2mほど。樹皮は灰黒色で縦溝がある。葉は枝先に集中。茎の先に六弁花を多数つける。自生地の花期は6月。ナンテンの音が「難転」に通じることから、昔から災難よけのまじない、縁起の木とされた。正月に飾られる縁起物の掛け軸「天仙図」には、ナンテンとスイセンが描かれている。薬用部位は葉および果実。8〜9月に採取された葉はナンテンチクヨウ(南天竹葉)、12〜3月採取された果実はナンテンジツ(南天実)あるいはナンテンチクシ(南天竹子)と称され、咳止めやうがい薬として用いられる。アルカロイドを含有し、葉にはマグノフロリン、果実にはドメスチン、ナンテニン、ベルベリンなどが知られている。赤飯の重箱や魚を贈るのにナンテンの葉が敷かれるが、これは葉中に含有する抗菌活性物質に基づく。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、4月まで温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:ヤブツバキ、マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイ、シキザキベコニア、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、ヘリオトロープ、モモ、ナンテン、アラビアゴムノキ、コショウノキ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、マンゴー、マンジェリコン、フジモドキ、クロトン、セイロンベンケイ、コダカラベンケイ、ウケザキクンシラン、セントポーリア、ゲンペイクサギ、イワザンショウ、リュウホウボク、センナ、ムラサキオモト、ハブソウ、エビスグサ、オクナ、ゴレンシ、クミスクチン、キンギンソウ、ニチニチソウなどの花が観察できそうです。リクチワタ、ベニバナワタの綿帽子がご覧になれます。また、マンリョウ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、バナナ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ハマゴウ、クチナシ、バンジロウなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2007年1月

○ 薬草園花だより
→新年明けましておめでとうございます。昨年12月から、堀田助教授が薬用植物園の専任教員となりました。一層の充実が期待できますので、今年も薬用植物園の活動にご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 厳寒の中、温室の多くの植物は開花を控えているようです。そんな中で、ジンチョウゲ科のコショウノキに可憐な、ほのかなジンチョウゲの香りを持つ白い花が観察できます。液果を付け、熟すと赤くなり、1個の種子を持ちますが、この種子がコショウのように辛いことからこの名が付けられています。3月にはこの赤い液果も観察できそうです。昨年の夏から、チョウジが着蕾して、一部は開花しましたが、今月も残りの蕾が観察できます。蕾を採って臭いを試してみてはどうでしょうか。オイゲノールの強い臭いを嗅ぐことができます。ジンチョウゲの香りは、皆さんご存知と思います。ジンコウとチョウジの香りを混ぜたような臭いが、名の由来と言われています。ミドリノスズは球簾のように径1cm ほどの緑の球が何十個も連なって垂れています。このミドリノスズに可憐な白い花が観察できそうです。カカオの木を良くご覧下さい。小さな、小さな花が幹あるいは枝から直接でています。良く探さないと見逃します。結実を楽しみにしているところです。また、サザンカの仲間のロゼフローラが、ピンクの美しい花を咲かせています。部屋に一鉢置くと、空気の清浄に効果ありと話題になった、チトセランも観察できます。これらの珍しい花を観察に来てください。
 大学の増築工事も急ピッチで進んでいますので、もうすぐ個体差健康科学研究所横の通常通路が使用できるものと思われます。

今月の写真ではモモを紹介します。花と果実が観察できそうです。
 
モモ
Prunus persica Batsch バラ科(Rosaceae)

 温室にあるモモは、沖縄から導入されたもので、学名としてモモのPrunus persica Batsch をあてるべきか中国にあるノモモのPrunus persica Batsch var davidiiana Maxim.をあてるべきか不明である。中国の黄河上流の高原地帯原産の落葉低木または小高木で、弥生時代に渡来したと言われている。葉は互生し、細長い皮針形。若葉には多少毛がある。岡山県の県花。核を割り、中の種仁を桃仁と称し薬とする。青酸配糖体のアミグダリンを含むので注意が必要。下腹部の痛み、生理不順などに用いられる。三橋 博 監修の「原色牧野和漢薬草大図鑑」によると、月経不順などに、桃仁1 日量3〜5g に300mL の水を加え、半量になるまで煎じつめたものを3回に分けて服用。便秘、浮腫には白桃花1回量1〜2g を粉末にして1日2回に分けて服用。また、種子に水を加えてつき、青酸含有量を0.1%以下に規定したものを桃仁水といい、鎮咳薬とすると記載されているが、これは使用しない方が無難。桃核承気湯、桂枝茯苓丸などの重要漢方処方薬。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
 薬用植物園のホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/)は刻々更新されています。今年もご活用下さい。
温室:チトセラン、スイゼンジナ、コバノランタナ、マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、ヘリオトロープ、ラオルフィヤ、コショウノキ、ランタナ、リクチワタ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、ゲンペイクサギ、ゴレンシ、ハブソウ、マンジェリコン、イナモリソウ、ベニベンケイ、ニチニチソウ、ポインセチア、シマニガナ、フウセンカズラ、ツバキの仲間(ロザエフロラ)、カカオ、セントポーリアなどの花が観察できそうです。また、バナナ、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ムラサキシキブ、コーヒーノキ、ハマゴウ、インドジャボク、バンジロウ(グアバ)、などの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2006年12月

○ 薬草園花だより
→温室の裏で井戸堀が行われていましたので、11月中旬には来園者に不便をかけました。また、来春まで校舎の増築工事が続行されますので、従来の個体差健康科学研究所横の道路は使用できません。温室へは随分遠回りとなりますが歯科衛生士専門学校裏の駐車場経由で来て下さい。

 温室にはツバキカズラが導入されています。ユリ科の植物としては珍しいと思いますが、つる性の常緑で5メートルにも達するそうです。紅色の肉厚な6枚の花被片を有するラッパ状の花を多数つけます。また、このツバキカズラの白花も導入されて、紅白並べてあります。上手に受粉させることができれば、鶏卵ほどの漿果が付き、熟すると食べられるそうです。チリ南部原産の植物です。是非、雪の季節に熱帯の植物をお楽しみ下さい。

 最近街角の花屋で色々な容色の観賞用トウガラシが目に付きますが、京都府立植物園にはトウガラシコーナーがあり、ハバネロやタカノツメをはじめ21種類が展示されており、なかには写真(1)のような“紫炎”と称するトウガラシとは思われないものもあり、楽しませてくれます。また、沖縄では泡盛にタカノツメ系と思われる長さ2〜2.5cm 程のトウガラシの果実を漬けた香辛料がどこの食堂でも目に付きます。今月の写真ではトウガラシを紹介します。12月には微かに黄みを帯びた白い花と緑の果実、赤い果実が一度に観察できそうです。


写真(1)紫炎
京都府立植物園で撮影

写真(2)トウガラシ
Capsicum annuum L.
ナス科(Solanaceae)
温室で撮影

 南アメリカ原産。熱帯では多年生低木となるが、温帯では一年生草本。温室で見られるものは、沖縄から導入されたもので、多年草で茎が木化しているので“キダチトウガラシ”と俗称している。この名は中薬大辞典にみられるが、学名はCapsicum annuum L.があてられている。日本薬局方でも性状が合えばどれを用いても良く、品種が多く、葉の大きさや果実の大きさ、付き方、形、色、辛辣の度合い、その他に多彩の変化があると記載されている。辛味成分はカプサイシン。トウガラシを刻み、4倍量の45度のハワイトリカーに20−30日漬け、布でこして作ったものが番椒チンキ。神経痛や筋肉痛の患部に塗布。

 薬用植物園・北方系生態観察園は銀世界となりますが、今年新しく交換、購入あるいは採取して導入された植物を紹介いたします。維持管理者の宮本、加藤、吉田の3氏が丹精こめて植栽してくれたものです。次年度の観察の参考にして下さい。ベニバナトチノキ、シロバナトチノキ、ビャクブ、オンジ、オオバナオケラ、チリーマツ、ツクシノイバラ、サンショウバラ、キカラスウリ、サツマイモ(花ラシマン健食用)、センブリ(11月号の写真で紹介済)、フタリシズカ、ヤブツバキ、ミヤコハコベ、シラン、モッコウバラ、オオセンナリ、ニシキゴロモ、カイジンドウ、ヤマタツナミソウ、ジュウニヒトエ、サクララン、ノボタン、ユリノキ、セイヨウツキミソウ、キランソウ、ヤブレガサ、ビロードモウズイカ、エゾノコリンゴ、ヤブマメ、ツルマメです。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。しかし、来春まで温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)は、ブラジル原産のアオイ科の植物ですが、四季咲きですので何時でも深紅色の珍しい形の花が観察できます。是非、楽しんで下さい。次の花々が見られそうです。チョウジ、ポインセチア(紅、白)、セントポーリア、ヘリオトロープ、ヒメノウゼンカズラ、シンビジュームの仲間、トウワタ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ネコノヒゲ、ハナキリン、ツバキカズラ(紅、白)、シマニガナ、ニチニチソウ、ミヤオソウ、ステビア、イソギク、コダカラベンケイソウ、キダチアロエ、アオワニロカイ、シンロカイ、シャコバサボテンなど。また、バナナ、パイナップル、キダチトウガラシ、ペルーのトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、アカザカズラ、ガジュマロ、ムラサキシキブなどの果実、漿果、液果などが見られそうです。皆様、良いお年をお迎え下さい。

このページの一番上へ


2006年11月

○ 薬草園花だより
→北方系生態観察園の紅葉は、10月20日頃から急に美しさを増しています。ホウノキなどすっかり葉も実も落とした木もありますが、キササゲはたわわに実(鞘)を付けていますので観察して下さい。ヨウシュウヤマゴボウ、マムシグサ、クリ、ウド、サルナシ(コクワ)などの果実も観察できます。アケビは実が裂けているのが見られます。11月初旬は紅葉を楽しむ最後です。明るくなった森の中を、落ち葉を踏みしめ、ドングリを拾いながら散策してみて下さい。
今月の薬草写真はセンブリを紹介します。「千振(センブリ)を干しては人にくれるかな」と詠まれているように、千回振りだしてもなお強い苦味を保有するのがその名の由来と、誰もが知る日本の妙薬です。昨年10月下旬に“札幌の自然を歩く会”の人達に道案内をお願いして、青島大学からの留学生の周さんと薬学部の大野教授と私の3人で、種子採集に出かけました。種子は未熟で取れませんでしたが、花を写真に撮ってきました。
薬草園では鉢で管理されていますが、“札幌の自然を歩く会”の人達が今年の春ロゼット(根生葉)を採取してくれたものを育てたものです。日本薬局方に収載されている薬草で、日本だけで使用されています。花と種子が観察できそうです。可憐な花を観察下さい。センブリは、道南だけに自生が確認されている薬草で、本学薬草園での栽培、増殖を期待しているところです。


枯れ草の中に可憐な花

直径1.2〜1.5cm ほどの花です。花冠が4〜5に深裂(5が一般的)

 センブリ(当薬)
 Swertia japonica Makino
 リンドウ科(Gentianaceae)

 日本、朝鮮半島、中国に分布。2年生草本。種子が発芽してロゼット(根生葉)で越冬。翌年開花。草丈20〜25cm。円錐花序を枝端に生じ、白に紫色の条線のはいった花を多数付ける。室町時代からの薬。健胃、腹痛、皮膚寄生虫の駆除に用いられた。秋の開花期に全草を帯根したまま抜き取り緑色に仕上がったものが良品。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつきに、成人1日量1.5g を水300mL で煎じて、食前または食間に3回に分けて服用。全草の苦味成分のセコイリド配糖体のスウェルチアマリンなどを多く含有。

 10月中には野外の植物は冬囲いの準備に入り、立て札も取り去られ地上部も刈り取られた物が多く、また、植えかえも進み寂しくなっています。雪が降るまで、シオン、ホソバオケラ、シマカンギク、イワギク、イヌサフランなどを紅葉とともに楽しんで下さい。
 その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。今月からは温室だけの花便りとします。

温室:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。是非、楽しんで下さい。モンテンジクアオイ、ガジュツ、セントポーリア、食用ギク、ニチニチソウ、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメンシナ)、イナモリソウ、ブーゲンビリア、ハナキリン、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ネコノヒゲ、チョウジ、トウワタ、ベンケイクサギ、キダチノイヌホウズキ、クチナシ、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、アケボノソウ、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、カシュウイモ、バニラ、バナナ、アセローラ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、ハマゴウ、バンジロウ、パパイヤ、イヌビワ、ガジュマロ、オオゴンガジュマラ、ギンコーラン、ムラサキシキブなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2006年10月

○ 薬草園花だより
大学周辺の農作物の収穫も進み、実りの秋の喜びとその反面降り注ぐ落ち葉に寂しさを感じる季節を迎えています。薬草園も種子の取り入れや収穫が進み、日に日に寂しくなってきています。しかし、野外では10月いっぱいは普段なかなか見られない変化にとんだ色々な果実・種子が観察できます。また、秋風に揺れる可憐なヒキオコシ、カワラヨモギ、ツルドクダミ、水性植物園ではミズオトギリの花などが観察できます。特に、温室に多くの花が戻りそうです。今月の写真ではオケラの仲間を紹介します。根茎を薬として使用し、一般に蒼朮(ソウジュツ)あるいは白朮(ビャクジツ)と称されていました。薬草園にはホソバオケラ(蒼朮)、オオバナオケラ(白朮)、シナオケラ、チョウセンオケラの4 種があります。シナオケラ、チョウセンオケラは8月下旬から9月初旬に白い花が終わってしまいましたが、ホソバオケラ(蒼朮)、オオバナオケラ(白朮)はこれから花を楽しむことができます。シナオケラ、チョウセンオケラは栽培畑のハーブ園の近く、ホソバオケラ(蒼朮)は標本園とハーブ園の近くの両方で観察できます。オオバナオケラ(白朮)は鉢植えのものがあります。

ホソバオケラ(蒼朮)
Atractylodes lancea DC.
キク科(Compositae)
多年生草本。茎は30〜80cm。中国に野生し、日本には江戸時代に導入。新潟県の佐渡で栽培されていた。現存のものは日本在来のオケラとの交雑種であろうと言われている。種子が非常に出来にくいため、株分けで増殖。ヒネソールと・-オイデスモールを含有しており、良い品質のものは保存中に根茎の周りに白い細い結晶が多数見られる。新人の薬剤師がこの結晶をカビと思い問屋に返品してしまったと言うエピソードがある。利尿、健胃、解熱薬。白朮との違いは、蒼朮は発汗作用がある。

オオバナオケラ(白朮)
Atractylodes ovata DC.
キク科(Compositae)
多年生草本。茎は30〜100cm。中国に野生。頭花には黄緑色で魚の骨状の総苞がある。利尿、健胃、解熱薬。蒼朮とは逆に、白朮には止汗作用がある。近年漢方薬として使用する場合、蒼朮と白朮が使い分けされるようになってきています。特殊な芳香があり、正月の屠蘇に配合される生薬です。若菜は山菜として食用になり、また、生薬の粉末は梅雨時に除湿・防黴を目的に室内で燻蒸用にも用いられています。京都の八坂神社で大晦日に行われる朮祭では、オケラの根茎が焚かれ、この火を持ち帰って新年の雑煮をつくり、無病息災を祈る習慣は有名です。図書館横のニシキギは既にかなり赤く色付いています。紅葉の美しい季節を迎えます。ヒメジョオンは6月頃から見られ10月に入っても元気です。霜が降りるまで大丈夫そうです。オトコヨモギ、ヨモギ、アサギリソウ、イソギク、シマカンギク、エゾゴマナ、ノコンギク、キクイモなどの多くのキク科の植物の花が観察できそうです。温室ではチョウジ、コカノキに蕾がつきました。今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:10月に入り、花が増えてきています。是非、楽しんで下さい。ブルーサルビア、ミセバヤ、ブーゲンビリア、ヤネノボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメンシナ)、ヒメノーゼンカズラ、ゲッカビジン、ヒギリ、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ネコノヒゲ、ハナキリン、ムラサキシキブ、トウワタ、キダチノイヌホウズキ、マツリカ、セントポーリア、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、アケボノソウ、マダカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、ホウズキ、バナナ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、バナナ、ハマゴウ、バンジロウ、アコウ、ムラサキシキブ、パパイヤ、イヌビワなどの果実、液果などが見られそうです。
薬草園:残り少ない秋の花を楽しんで下さい。エゾリンドウ、ツルドクダミ、クコ、ヒキオコシ、ホソバオケラ、オオバナオケラ、モリアザミ、ハナトリカブト、アカネ、マルバアイ、コシロノセンダングサ、ナガホノジャノヒゲ、シオン、イヌサフランなど。次の植物は実を付けています。ピンピネラ、ウイキョウ、オナモミ、ボウフウ、ミシマサイコ、ズルカマラ、ハンザ、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、チョウセンアサガオ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、オナモミ、キキヨウ、クララ、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モクレン、キササゲ、など。
北方系生態観察園: アシタバ、セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、オオヨモギ、エゾゴマナ、オトコヨモギ、ヨモギ、アサギリソウ、イソギク、シマカンギク、ノコンギク、キクイモ、イヌタデ、エゾリンドウなどが見られます。サルナシの緑の実も見ることができます。その他、ルイヨウボタン、オオバコ、シキミ、ツルニンジン、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ハイネズ、サラシナショウマ、イシミカワ、クリ、フッキソウ、オニグルミ、トモエソウ、マムシグサ、ヤマゴボウ、スズラン、マイズルソウ、キハダなどの果実、液果などが見らそうです。

このページの一番上へ


2006年 9月

○ 薬草園花だより
→8月の高温少雨で薬草園・北方系生態観察園の植物は、夏バテ気味でした。担当者の熱心な散水でようやく凌いだ感があります。九月の野外は秋風に揺れる花々は少なくなります。しかし、実りの秋、普段目にすることの出来ない色々な種子を観察することができます。刻々と色づく果実・種子を楽しんで下さい。薬草園にある果実が薬用部位の植物は、ウイキョウ、キササゲ、クコシ、ゴミシ、レンギョウ、バニラ、サンシシ、マシニンなどがあり、これから見ることができます。形、臭い、色を楽しんで下さい。

今月の写真では北海道に自生が見られますワレモコウとナガホノシロワレモコウを紹介します。花弁のない花を観察して下さい。ナガホノシロワレモコウは白い穂状の花で長さは8〜9cmの筒状になります。大学周辺の道端の用水路で7月中旬頃から見られます。一方、ワレモコウは暗紅紫色の楕円形の花で、1〜1.5cm ほどの大きさで、9月に入ると郊外で稀に見ることができます。薬草園で姿、形を良く観察しておけば、道端の自生のものが目に留まると思います。ナガホノアカワレモコウもあるそうです。

ワレモコウ
Sanguisorba officinalis L.
バラ科 (Rosaceae)
多年草。日本各地に自生。草丈は70〜100cm。葉は互生し,奇数羽状複葉。小葉は2〜6 対で長楕円形できょ歯がある。秋に茎の頂が分枝し、枝の先に直立した穂状花序を作って、暗紅紫色の花弁のない花をつける。根を地楡(チユ)と称し、止血収斂薬。去痰、止瀉の効果もある。

ナガホノシロワレモコウ
Sanguisorba tenuifolia Fisch. var. alba Trautv. et Mey.
バラ科 (Rosaceae)
やや湿ったところにはえる多年草。草丈は60〜100cm。葉は互生し,奇数羽状複葉。小葉は2〜7 対で長楕円形できょ歯がある。秋に茎の頂が分枝し、枝の先に直立した穂状花序を作って、白色の花弁のない花をつける。花穂が淡紅色のナガホノアカワレモコウは、このナガホノシロワレモコウの変種。

今年も立秋が過ぎると道端はセイタカアワダチソウやオオハンゴンソウで一面黄色になってきています。代わって道端を白に染めていたセリ科のノラニンジンの花が終わり緑色の篭状になっています。種子を散布する準備に入っているのでしょうか。また、近年シナガワハギの白や黄色の大きい植物が道端にめだちますね。エビラ(箙)ハギとも呼ばれるそうです。稲穂の頭がたれるとともに、薬用植物園の植物も実りの季節を迎えています。9 月は果実を楽しんで下さい。今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:バニラが初めて一本だけですが結実して大きく育っています。マンゴも熟してくるころです。バニラもマンゴも木になっているのは北海道ではなかなか見られないものです。ヤノネボンテンソウ(ポバニア・インターメデア・ケルメシナ)、ヒギリ、ハマゴウ、ハナキリン、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ギンネム、セントポーリア、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、カシュウイモ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、キダチイヌホウズキ、バニラ、マンゴ、トウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、アコウ、ガジュマル、ホウズキなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:野外の薬用植物は、実りの秋を迎えています。普段見ることのできない変わった形の実を楽しむことができます。是非おいで下さい。ミシマサイコ、ヨモギギク、フジバカマ、カワミドリ、オニドコロ、エゾリンドウ、ダイリンウツボグサ、セイヨウアカネ、メハジキ、クコ、ホップ、トリカブト、ハナトリカブト、ホソバトリカブト、オクトリカブト、ツリガネニンジンなどの花が楽しめそうです。また、次の植物は実を付けています。緑からどのような色に変化していくか、観察の楽しい季節です。アマ、ニガヨモギ、ヒソップ、ビロウドアオイ、ハナスゲ、ジギタリス、ズルカマラ、ローマカミツレ、ベニバナ、ハマナシ、ボタン、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、ヤマゴボウ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、ツルドクダミ、キキョウ、ゲンノショウコ、クララ、オオグルマ、ムラサキ、オオアマドコロ、セネガ、チョウセンニンジン、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モッコウなど。

北方系生態観察園: トドマツの植林されている奥まで足を運ぶと、ヒカゲノカズラ、マンネンスギの群落の中にエゾチドリの群落が見られます。その他、セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、ゴトウズル、ツルニンジン、ノリウツギ、エゾリンドウ、エゾミソハギ、アキカラマツ、ネジバナなどが見られます。エゾニワトコの赤い実、サルナシの緑の実も見ることができます。オオカメノキの実は何色になっているでしょうか。その他、クリンソウ、アロニア・メラノカルパ、ヤマグワ、チクセツニンジン、ルイヨウショウマ、ヤエムグラ、ホウノキ、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ホウチャクソウ、サラシナショウマ、ヤマシャクヤク、イシミカワ、オオカモメズル、ツルシキミ、サルメンエビネ、マムシグサ、マイズルソウ、トモエソウ、フイリギボウシ、イワギボウシ、キハダなどの実が見られます。

このページの一番上へ


2006年 8月

○ 薬草園花だより
 最近、薬草園のホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/〜yakusou/)をご覧いただいているでしょうか。春から、“花ごよみ”が新設され、今がみごろの花がタイムリーに紹介されています。多くの写真も入れられていますので、図鑑がわりに利用され、多くの花を楽しんで下さい。薬草園で一年を通して一番花が賑わう7月も終わりです。今月からは、残り少ない晩夏の花と刻々と姿と色を変えていく実を楽しみ下さい。
 温室では初めてバニラが結実しました。左横の上の方です。グリーンですのですぐ発見できると思います。探して下さい。また、チョウジも結実して沢山の実をつけています。
 昨年できました水性標本園にコウホネ、ヒメコウホネ、ガマ、ウキヤガラ、ミズオトギリ、セリ、サジオモダカ、ショウブ、ミクリ、クワイなどが入りました。
 今月の写真ではウイキョウを紹介します。今年の4月号でダイウイキョウ(大茴香)を紹介しましたが、香辛料としては同じように使用されますが全く異なるものです。フェンネル(fennel)の名でご存知と思います。ダイウイキョウに対してショウウイキョウ(小茴香)とも呼ばれています。

ウイキョウ
Foeniculum vulgare Mill.
セリ科 (Umbelliferae)
 ヨーロッパ原産の多年生草本。茎は直立。1.5〜2m。葉は羽状複葉で糸状。果実は双懸果。5〜8mm。10月に収穫した成熟果実を薬用あるいは香辛料に使用。果実を水蒸気蒸留してウイキョウ油とする。病害はすくなく容易に栽培できる。2年目から果実の採取が可能で、6年ほどで更新が必要。粒がさほど大きくなく、青味を帯びた芳香の強いものが良品。主成分はアネトール。芳香性健胃薬。去痰薬。安中散などの漢方処方の用薬。

 北方系生態観察園は木々が繁り昼も薄暗くなっています。嘘のような涼しさです。ギンリョウソウ(ユウレイタケ)の大群落があります。トド松の植樹林の近くです。発見できると一層涼しくなることと思います。オニノヤガラが昨年並みの100株以上確認できました。非常に小さな種子の飛ぶ季節です。今年もその月内で見られそうな花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:7月に入り、温室内の多くの鉢が屋外に出されました。室内が随分明るくなっています。マンゴウが色付きはじめています。また、バナナが大きな房をつけています。モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ、モクセンナ(野外に置かれています)、ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、ニチニチソウ、コバノランタナ、アリアケカズラ、イナモリソウ、インドジャボク、ハナキリン、ヤノネボンテンソウ、ナンテン、ヘリオトロープ、ゴレンシ、ツバキカズラ、セントポーリアセンナ、オオゴンオニユリ、アカメガシワなど。トウガラシ、パパイヤ、バンジロウ、イヌビワ、コーヒー、アセロラなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:水性標本園では、サジオモダカ、ガマの花が観察できそうです。ノーゼンカズラ、タイリンウツボグサ、オナモミ、アカネ、ムラサキ、ヒソップ、ウイキョウ、ウツボグサ、ヨモギギク、フジバカマ、カワミドリ、オニドコロ、エゾリンドウ、セイヨウアカネ、メハジキ、クコ、ホップ、トリカブト、ハナトリカブト、トウゴマ、キササゲ、ホソバトリカブト、オクトリカブト、ツリガネニンジンなどの花が楽しめそうです。また、次の植物は実を付けています。緑からどのような色に変化していくか、観察の楽しい季節です。アマ、ニガヨモギ、ヒソップ、ビロウドアオイ、ジギタリス、ズルカマラ、ローマカミツレ、ハマナシ、ボタン、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、ヤマゴボウ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、ツルドクダミ、キキョウ、ゲンノショウコ、クララ、オオグルマ、ムラサキ、オオアマドコロ、セネガ、チョウセンニンジン、アケビ、ミツバアケビ、モッコウなど。

北方系生態観察園:園内は上を向いて歩いてみましょう。シナノキ、オオバボダイジュの花が高いところに見ることができます。ノリウツギの白い花、エゾニワトコの赤い実、オオカメノキ、サルナシの緑の実も見ることができます。園内は木々が繁り、日の届かない散策路はこれからの季節、暑さを凌ぐには最高です。虫が多くなってきましたが、温室に虫除けスプレーを用意してありますのでご利用下さい。赤実、黒実のエンレイソウ、ヨブスマソウ、ツルシキミ(赤い実)、アカバナ、タネツケバナ、ノボロギク、エゾウコギ(実)、ヨツバヒヨロリ、オオウバユリ、イケマ、サラシナショウマ、ガクアジサイ、クルマユリ、トリアシショウマ、ヤブハギ、ウド、オオイタドリ、オオハンゴンソウ、フイリギボウシ、イワキボウシ、ギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキなど。また、マタタビの銀色の葉が朝日に輝いていました。池にはスイレンが美しく浮かんでいます。

このページの一番上へ


2006年 7月

○ 薬草園花だより
→第20回薬草園を見る会が6月18日(日)に開催され、300名以上の一般市民、100名以上のオープンキャンパスの参加生徒が薬用植物園を訪れ、午後5時過ぎまでお賑わいでした。今年は昨年とほぼ同時期に薬草園を見る会が開催されましたが、昨年より6月に入ってから低温であったためか、開花期間が長引き例年では散ってしまう花も見られ、沢山の薬用植物の花を楽しむことができました。北方系生態観察園を散策された方は気が付かれたかもしれませんが、シウリザクラの花で谷が真っ白になっていました。こんなに花が咲いたのは初めてです。また、全山あちらこちらでホウノキが大木になり沢山の花を付け、良い香り放っていました。
 今年も昨年に引き続き江別在住の内山翡翠さんが“薬草の生け花”でP1 講堂前を飾ってくれました。今年はすごい人気で講演会終了後はしばらく見ることも出来ない込みようでした。前日から、内山さん、吉田さん、宮本さんが花材集めに奔走し、内山さんのお弟子さんの応援を受けて生けた大作です。ホウノキ、オオカメノキ(青い実)、オオデマリ、オオナルコユリ、ヨモギ、マムシグサ、オオハナウド、ムラサキイリス、ユキザザ、イチハツ、エゾニワトコ、シャクヤク、エゾノリュウキンカ(実)、ウド、トウキが大きな花器に見事に生けられていました。小さな花器には、コウリンタンポポ、ツクバネソウ、ギョウジャニンニクの組み合わせ、オオデマリとギボウシの組み合わせ、サルメンエビネ、ヤマブドウ、クルマバソウの組み合わせ、チクセツニンジンとカサスゲの組み合わせ、チゴユリ、クリンソウ、ベニバナイチヤクソウの組み合わせで5個の器に生けられました。
 今月の写真ではジギタリスを紹介します。この花を見ると、私が大学院生時代に読んだ本「世界を変えた薬用植物」「NormanTaylor 著、難波恒雄、難波洋子訳」が思い出されます。ジギタリスはキリの近縁であること、ロンドン郊外で既に18世紀後半に当時不治の病と言われていた“水腫”の特効薬であったことなどが記載させています。現在はジギタリスと水腫との因果関係あるいはジギタリスの薬効が解明されていますが、200年前にジギタリスについて「汝、心臓を癒せるや?」と詩に詠んだ医者がいたことには驚かされてしまいます。ジギタリス葉の力価はハト法と言ってハトが使われていますが、当時はネコ法と言って、ネコの心臓が止まる量で決められたとあります。

ジギタリス(キツネノテブクロ)
Digitaris purpurea L. (ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae)
ヨーロッパ原産の2年生または多年生草本、茎高1.5m、花冠は赤紫の指サック状。薬用部位は葉、強心作用を持つ重要な医薬品原料だが、強毒性。ジギタリスが美しいからと言うだけで庭などに植えない方が賢明。コンフリー(ヒレハリソウ)と誤っては大変。ジギタリスの葉には縁に小さい鋸歯があると覚えておくと便利。1785年にジギタリスの薬効についてイギリスの医師ウィザリングが利尿・強心剤としての効能を紹介。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。今年は7月にシャクヤクの花が楽しめそうです。

温室:ウケザキクンシラン、モンテンジクアオイ、モクセンナ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ヤネノボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメンシナ)、セントポーリア、ツバキカズラ、ネコノヒゲ、ブーゲンビリア、ハナキリン、キダチノイヌホウズキ、マダガスカルジャスミン、ヒギリ、ハイビスカスなど。チョウジ、モモ、マンリョウ、バナナ、トウガラシ、パパイヤ、バンジロウ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:野外の花の多い時です。色とりどりの花を楽しんで下さい。チョウセンアサガオ、ハナスゲ、バシクロモン、ヒレハリソウ、ゲンチアナ、シロバナムシヨケギク、セルピルムソウ、サルビア、コゴメナデシコ、ハンゲ、オオハンゲ、ヒメウコギ、セネガ、エゾノレンリソウ、ウツボグサ、タイリンウツボグサ、セイヨウアカネ、クロガラシ、タンジン、ノコギリソウ、ウスベニアオイ、チクマハッカ、ツキヌキニンドウ、ニシキギ、ナツツバキ、ノウセンカズラ、センキュウ、ミシマサイコ、コガネガナ、ヒメコウホネ、コウホネ、ベニバナ、ラベンダー、カミツレ、オレガノ、モナルダ、アマチャ、ヒメウイキョウ、ドクニンジン、タチジャコウソウ、ヤマゴボウ、アマチャ、オオグルマ、カノコソウ、セイヨウカノコソウ、ムラサキ、エゾノレンリソウ、ニガヨモギ、ホップ、フジバカマ、ドクダミ、トウキなど。

北方系生態観察園:園内は木々が繁り、日の届かない散策路はこれからの季節、暑さを凌ぐには最高です。虫が多くなってきましたが、温室に虫除けスプレーを用意してありますのでご利用下さい。オニノヤガラ、ギンリョウソウ、スイレン、ヒシ、ゴトウズル(ツルアジサイ)、チクセツニンジン、サルナシ、ヤマブドウ、ハリギリ、カワミドリ、サジオモダカ、ルイヨウボタン、シナノキなど。

このページの一番上へ


2006年 6月

○ 薬草園花だより
→大雪に見舞われましたが、5月には雪どけを待っていたように花をつける植物に驚かされています。今年もタツタソウ、オウレン、レンギョウ、モクレン、フクジュソウ、セイヨウカタクリ、ニリンソウ、キタコブシ、カタクリ、エゾエンゴサク、ナニワズ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウ、ザゼンソウ、エンレイソウなどの春の競演を楽しむことができましたが、6月には美しい姿を消します。まさに春の妖精です。
 今年は、堀田先生の北方系生態観察園の植物を中心にした“植物エネルギー”をタイトルとした写真展の効果でしょうか、5月は毎日多くのアマチュアカメラマンで賑わいました。
 5月20日(土)に本園を会場に石狩鳥類研究会(代表、薬学部・樋口教授)の探鳥会が行われ、34種の野鳥が確認されたと報告を受けました。トビ、ハイタカ、ノスリ、アリスイ、モズ、アカハラ、ヒガラ、シメ、キジバト、ツツドリ、アカゲラ、コゲラ、イワツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、コルリ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラスです。皆さんも挑戦してみて下さい。
 今月の写真ではボタンを紹介します。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人の形容に昔から詠まれています。また、多くの家庭で植えられていますので、皆さんご存知かと思います。しかし、薬として使われていることはどうでしょうか。牡丹は薬として、根の皮を用います。したがって、一般に市販されている牡丹は芍薬を台木に接木されていますので、薬用とすることはできません。
 
ボタン
Paeonia suffruticosa Andrews ボタン科(Paeoniaceae)
 学名のPaeonia は、ギリシャ神話の医神Paeon に由来。中国原産の落葉低木。高さ0.5〜1.5 メートル。薬用には、淡紅色から赤紫色の一重の花の品種。薬用にするためには、蕾を摘んで、根を肥大させる。株分けは9月に行う。薬用としての収穫は4〜5年生。モノテルペン配糖体のペオニフロリンや芳香族化合物のペオノールを含み、消炎、解熱、鎮痛、浄血薬。漢方繁用生薬。

 今年は薬草園ガイドに6名の方に登録していただきました。これに伴い、5名以上のグループで来園される方でしかも10日前までにお申し込みいただければ、希望者には園内の案内および植物の説明をいたしますのでご利用下さい。
 今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:温室内も花の多い季節を迎えています。センナ、モクセンナ、ニオイテンジクアオイ、マーガレット、フウラン、ハナキリン、フクザキクンシラン、シキザキベコニア、ギンコウカン、ベニベンケイ、ツバキカズラ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、トウワタ、ユキノシタ、モンテンジクアオイ、マンリョウ、キダチイヌホウズキ、ゲンペイクラジ、テイカカズラ、オクナ(ミッキーマウスノキ)、シュコンハゼラン、キダチトウガラシ、コバノランタナ、キバナキョウチクトウ、ランタナ(シチヘンゲ)、ニチニチソウ、アリアケカズラ、マダガスカルジャスミン、インドジャボク、リュウホウボク、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)、フジモドキ、カンバラ、セントポーリア、ブーゲンビリア(イカダカズラ)、白のブーベンビリアなどの花が観察できそうです。また、モモ、バンジロウ、マンゴ、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、カジュマロ、ベンジャミンコーヒー、パイナップル、アセロラ、バナナなどの果実、液果などがみられそうです。

薬草園:ツルニチニチソウ、アケビ、ミツバアケビ、アマドコロ、クマコケモモ、ウスバサイシン、エゾノレンリソウ、クロミノウグイスカズラ、コウライテンナンショウ、ゴミシ、サルビア、バシクルモン、ハマナシ、ヒメウイキョウ、ポドフィルム、シャクヤク、ボタン、ギョウジャニンニク、ボケなどの花が楽しめそうです。

北方系生態観察園:レンプクソウ、ノビネチドリ、ハクサンチドリ、オオカメノキ、サルメンエビネ、キツネノボタン、ルイヨウボタン、ツルシキミ、マイズルソウ、クルマバソウ、オオハナウド、チクセツニンジン、ノリウツギ、ホウノキ、バイケイソウ、クルマバツクバネソウ、コンロンソウなどの花が楽しめそうです。

このページの一番上へ


2006年 5月

○ 薬草園花だより
→薬学部は4月から6年制がスタートしました。それに伴い校舎の増設工事が4月中旬から始まり、個体差健康科学研究所の横は通行止めで薬草園へは行くことができなくなっています。歯科衛生士専門学校と歯学部の間からか図書館裏の駐車場経由でおこしください。
 4月に社団法人 日本植物園協会 第四部会(薬用植物園)から、全国の薬草園で使える“薬草ガイドブック”が刊行されました。カラー写真入りの非常に分かり易い手軽な冊子に仕上がっています。一部300円ですがご利用下さい。
 薬用植物園の大きな年間行事として、6月18日(日)には恒例の第20回 薬草園を見る会を開催いたします。昨今、セルフメデケーションが叫ばれ、サプリメントや薬草に多くの人が関心を寄せています。そこで、今年の講演会では、徳島文理大学香川薬学部の関田節子教授に「サプリメントの品質と安全性を考える」と題して講演をお願いしております。教職員の多数のご参加を期待しています。
 今年は薬草園ガイドに6名の方に登録していただきました。これに伴い、5名以上のグループで来園される方で、10日前までにお申込みいただければ、希望者には園内の案内および植物の説明をいたしますのでご利用下さい。
 温室ではアオギリ科のピンポン(Sterulia nobilis R.Brown)に房状の白い可憐な花が多数付きました。中国南部原産の半落葉性の高木で、うまく受粉できれば豆ができますが、ピンポン球を想像できるような豆ではありません。熟すと焼いたり蒸したりして食べることができます。結実を楽しみにしているところです。
 今月の写真ではタツタソウ(イトマキグサ)を紹介します。野外の標本園でいち早く目に付く薬草です。家庭の花壇に入れても良い花です。

タツタソウ(イトマキグサ)
Jeffersonia dubia(Maxim.)Benth.et Hook. メギ科(Berberidaceae)
 タツタソウは朝鮮半島原産のメギ科の草丈25cm ほどの多年草の草本植物。早春に蛍光を持った、青紫の美しい花を付ける。秋に採取された根茎は鮮黄連と称されベルベリン型アルカロイドを含むので黄連と同様に苦味健胃薬とする。タツタソウは、軍艦龍田によって日本にもたらされたのでその名がある。

 今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:温室内も花の多い季節を迎えています。シンビジュームの仲間、ヤブツバキ、ヒスイカズラ、ピンポン、デリス、キバナセッコク、ハナキリン、シキザキベコニア、メキシコヤマゴボウ、マンネンロウ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、トウワタ、ユキノシタ、ムラサキオモト、ダイウイキョウ、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ(クミスクチン)、アセロラ、アセンヤクノキ、アボガド、テイカカズラ、シャリンバイ、オクナ、キダチトウガラシ、コバノランタナ、ギンゴウカン、キバナキョウチクトウ、ランタナ(シチヘンゲ)、イナモリソウ、ニチニチソウ、アリアケカズラ、ヤエクチナシ、マダガスカルジャスミン、フイリヤマブキ、セイロンベンケイ、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)、セントポーリア、インドジャボク、リュウホウボクなどの花が観察できそうです。また、バンジロウ、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、アセロラ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、パイナップル、クダモノトケイソウ(パッションフルーツ)、バナナなどの果実、液果などがみられそうです。

薬草園:クリスマスローズ、タツタソウ、オウレン、アミガサユリ、イカリソウ、セイヨウサクラソウ、レンギョウ、コブシ、モクレンなどの花が楽しめそうです。

北方系生態観察園:広葉樹林帯の林床の草花は、木々が葉を繁らすまで強くなった陽射しをいっぱいに受けて一番元気な時です。カタクリ、ザゼンソウ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、ナニワズ、ニリンソウ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウなどの群落は春を堪能できると思います。

このページの一番上へ


2006年 4月

○ 薬草園花だより
→新入生を迎えて学内も賑やかになることと思います。この冬は全国各地から豪雪の便りが届きましたが、薬草園は、例年より雪解けが早いのではと感じています。昨年は学位記・卒業証書授与式を待つようにヒスイカズラ( 翡翠蔓、jadevine,Strongylodon macrobotorys)が開花して卒業生の門出を祝ってくれましたが、今年も見事な花房をつけてます。卒業生の門出を祝う、本学の薬草園の春を告げる花に定着してくれそうです。今年も多くの新聞、テレビがヒスイカズラについて情報を発信してくれましたので、大勢の人に観察してもらえ、育ての親の薬草園の宮本、吉田両氏は喜んでいるところです。本学関係者でまだご覧になられてない方は、今もまだ見ごろです。是非、ご覧下さい。
 昨年来この冬は、鳥インフルエンザを含め新型インフルエンザが猛威を振るう可能性の高い年として懸念されたため、予防薬としてオセルタミビル“商品名;タミフル”の名が良く知られるようになりました。この薬は1996年米国で開発されたもので、ダイウイキョウ(トウシキミ)の成分から誘導されています。しかし、今年2月に東京大学の柴崎教授によって全合成され、世界中から注目された薬です。今月の写真では、このタミフルの原料として使用されているダイウイキョウ(トウシキミ)を紹介します。

ダイウイキョウ(トウシキミ)
(大茴香、八角茴香、Star Anise)
Illicium verum Hook.f. シキミ科(Illiciaceae)
 中国南部の福建、広東、広西、貴州、雲南および台湾、ベトナム北部に自生。中国、日本などで栽培される常緑高木。樹高10〜14m。花期は春と秋の二回。花は球形で赤から白。果実は放射状に並んだ6〜8個の袋果からなる集合果。薬用や香辛料として果実を使用。タミフルはこの果実に含まれるシキミ酸から誘導される。また、果実は薬用以外にもソースや料理の香辛料、歯磨の香付けに使用。ウイキョウ油はほとんどこの果実から作られる。日本に自生しているシキミの果実はこのダイウイキョウに似ているが有毒であるので注意が必要。
 春の強い陽射しを受け、マンゴーやモモの実が大きくなっています。ミッキーマウス(オクナの実)がブランコで遊んでいます。4月の温室は多くの花や実が楽しめそうです。野外でもかなりの花が期待できそうです。

 今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:ヤブツバキ、マンネンロウ、ハナキリン、ダイウイキョウ、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ(クミスクチン)、マンジェリコン、アセンヤクノキ、テイカカズラ、シンビジュームの仲間、トウワタ、コバノランタナ、ギンゴウカン、イナモリソウ、ニチニチソウ、キンギンソウ、キバナセッコク、トキワマンサク、ハマゴウ、セイロンベンケイ、シンロイカなどの花が観察できそうです。また、バンジロウ、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマルロ、ベンジャミンコーヒー、モモ、クチナシ、パイナップル、バナナ、オクナなどの果実、液果などがみられそうです。

薬草園:オウレン、フクジュソウ、クリスマスローズなど北海道の早春の花が見られそうです。

北方系生態観察園:ザゼンソウ、フッキソウ、エゾノリュウキンカ、ニリンソウ、ナニワズ、カタクリ、エゾエンゴサク、フキノトウなどが陽当たりの良いところで観察できそうです。

このページの一番上へ


2006年 3月

○ 薬草園花だより
→日増しに強くなる陽射しを受け、3月の温室は賑やかになりそうです。キンギンソウの花、見たことありますか。沖縄や屋久島で稀に自生しているのが見られるそうですが、ラン科の植物で、名の由来のように咲き始めは黄色がかっていますが開くと白になります。鉢植えで元気に育っていますので、3月初旬に開花しそうです。また、下旬にはオクナ(ミッキーマウスノキ)にミッキーマウスが遊ぶ姿が見られるかもしれません。四季咲きのヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)の深紅色の変わった形の花も楽しめます。残り少ない寒さの中で是非温室の花をお楽しみ下さい。
 今月の写真では翡翠蔓(ヒスイカズラ、jade vine)を紹介します。1月下旬に花芽を付け、元気に育っています。昨年も卒業式前後に多くの人に楽しんで頂いた非常に珍しく、豪華な花です。本園温室のヒスイカズラは、3年前に摂南大学の薬草園から譲り受けた苗を吉田さんと宮本さんが立派な棚を作り、丹誠をこめて育ててきたものです。今年は天井からビニールのカーテンをさげ、外気から花を守る万全の体制で開花を待っています。

ヒスイカズラ
Strongylodon macrobotrys A. Gray マメ科(Leguminosae)
 ヒスイカズラはフィリピン原産のマメ科の蔓性の植物で絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。藤の花のように花穂が垂れ下がり、60cm 程の房に数百個のサンゴ海の水の色のような花をつけます。日本ではハワイで日系二世の方が栽培していたものの種子を譲り受け、1973年に発芽に成功させたものが最初だそうです。全国に少しずつ広がっているようですが、現在でも全国各地で開花すると地元のマスコミを賑わせています。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:ウケザキクンシラン、ヤブツバキ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイソウ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、ヘリオトロープ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、セイロンベンケイ、トキワマンサク、クスノキ、マンジェリコン、アリアケカズラ、ブーゲンビリア(イカダカズラ)(紫と白)などの花が観察できそうです。また、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、コーヒーノキ、クチナシ、パイナップルなどの果実、液果などがみられます。

このページの一番上へ


2006年 2月

○ 薬草園花だより
→新年になり寒波に見舞われ、温室のボイラーも例年になく良く稼動しているとのことですが、おかげで植物は元気に生育しています。その中でも紅白セットの物が目を引きます。ポインセチア(花ではなく苞(ほう)ですが)は、特にみごとな紅と白の鉢が並べられています。また、ブーゲンビリア(イカダカズラ)やツバキカズラも見ごろです。どちらも赤の方が大きく育っていますが、紅白セットで楽しむことができます。紅白といえばベンケイフサギも面白いですよ。また、リュウキュウベンケイソウ(Kalanchoe)属のセイロンベンケイ(トウロウソウ)とコダカラベンケイの花が観察できそうです。植物全体、また花の姿もかわっていて面白い植物です。特に、マダガスカル原産のコダカラベンケイは、葉緑に多数の“むかご”をつけ、簡単に栄養繁殖できます。興味のある方は温室へ行って宮本さんか吉田さんからむかごを頂き育ててみてください。オクナ(ミッキーマウスノキ)、モモ、ナンテンの花、クチナシの果実(生薬名はサンシン)がご覧いただけます。是非ご来園下さい。
 今月の写真ではセンナを紹介します。温室にはセンナと同属(Cassia 属)のエビスグサ、ハブソウもあります。3種とも同じような黄色の花をつけます。比較して観察して下さい。月初めには花が見られそうです。

センナ
Cassia angustifolia Vahl とC.acutifolia Delile マメ科(Leguminosae)
 アフリカ原産の常緑低木で樹高は1mほど。アングスチフォィアはインドのチンネベリー地方で栽培されるのでチンネベリセンナと呼ばれ、アクテフォリアは中国でも栽培されているもので、アレキサンドリアに集められるためアレキサンドリアセンナと呼ばれている。温室のものはチンネベリセンナ。薬用部位は葉。アントラキノンのレイン、アロエエモジン、クリソファノールおよびそれらの配糖体、ビスアンスロンのセンノサイド類を含む。強い下剤。日本では、大量に入手は困難ですが、外国から大量に買い入れ、痩せ薬として使用して事故になった生薬。ハブ茶として市販されているのは、同属のエビスグサの種子でハブソウの種子ではない。両者とも温室にありますので、比較観察してください。
今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:ヤブツバキ、マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイ、シキザキベコニア、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、ヘリオトロープ、モモ、ナンテン、アラビアゴムノキ、コショウノキ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、マンゴー、マンジェリコン、フジモドキ、クロトン、セイロンベンケイ、コダカラベンケイ、ウケザキクンシラン、セントポーリア、コウキセッコウ、タチバナアデク、ゲンペイクサギ、イワザンショウ、リュウホウボウ、センナ、ムラサキオモト、ハブソウ、エビスグサ、オクナ、バナナ、ゴレンシ、クミスクチン、キンギンソウ、ニチニチソウなどの花が観察できそうです。リクチワタ、ベニバナワタの綿帽子がご覧になれます。また、マンリョウ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、コーヒーノキ、ハマゴウ、クチナシ、バンジロウなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2006年 1月

○ 薬草園花だより
→新年明けましておめでとうございます。今年も薬用植物園の活動にご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
厳寒の中、温室の多くの植物は開花を控えているようです。そんな中で、ゴレンシの果実が花とともに見ることができます。ミドリノスズは球簾のように直径1cm ほどの緑の球が何十個も連なって垂れています。このミドリノスズに可憐な白い花が観察できそうです。スオウはインド・マレーシア原産のマメ科の落葉小高木で、材は、赤色や紫系の染料として、また、漢方では収斂薬、止瀉薬として使用される薬木です。まだ小さいですが黄色の花が見られそうです。カカオの木を良くご覧下さい。小さな、小さな花が幹あるいは枝から直接でています。良く探さないと見逃します。結実を楽しみにしているところです。これらの珍しい花を観察に来てください。
 今月の写真ではキンカンを紹介します。新年には径2.5〜3cmの黄金色の果実(液果)が沢山観察できそうです。

キンカン
Fortunella japonica Swingle var. margarita ミカン科(Rutaceae)中国中南部原産の常緑低木で、18世紀に渡来した。葉は皮針形で裏面は白緑色。葉柄には狭い翼がある。刺のあるものとないもので区別されたこともある。温室のものは刺がある。フラボノイド配糖体のホルツネリンを含む。液果は風邪、鎮咳、健胃、疲労回復に用いられる。熟したキンカン10個を丸ごと刻み、砂糖少量を加えて、水400ml の中に入れ煮る。この煮汁を何回かに分けて服用する。鎮咳に有効。特に、風邪の初期には就寝前に果汁に卸し生姜を加え、熱湯を注いで、5分後に服用。キンカン酒は疲労回復に良いとされている。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。薬用植物園のホームページは刻々更新されています(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/)。今年もご活用下さい。

温室:スイゼンジナ、コバノランタナ、マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、ヘリオトロープ、コショウノキ、ランタナ、リクチワタ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、ゲンペイクサギ、ゴレンシ、ハブソウ、マンジェリコン、イナモリソウ、ベニベンケイ、ニチニチソウ、ポインセチア、シマニガナ、フウセンカズラ、ツバキの仲間(ロザエフロラ)、カカオ、セントポーリアなどの花が観察でそうです。また、バナナ、マンリョウ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ムラサキシキブ、ベンジャミンコーヒー、コーヒーノキ、ハマゴウ、インドジャボク、バンジロウ(グアバ)、マイハギ、モンパノキなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2005年 12月

○ 薬草園花だより
→本学の温室には、主に沖縄および伊豆で生育していた植物が導入されていますが、亜熱帯性の植物ばかりでなく、温帯性の耐寒性のない植物も入っています。従って、雪が降ると秋まで野外で生育させていた植物が温室に戻りますので、温室内は足の踏む場もないほど混み合っています。
 今年春にツバキカズラが導入されました。ユリ科の植物としては珍しいと思いますが、つる性の常緑で5メートルにも達するそうです。紅色の肉厚な6枚の花被片を有するラッパ状の花を多数つけます。また、このツバキカズラの白花が最近入りました。白花の方はまだ小さいですが、紅白並べてありますので、将来が楽しみです。上手に受粉させることができれば、鶏卵ほどの漿果が付き、熟すると食べられるそうです。チリ南部原産の植物です。是非、雪の季節に熱帯の植物をお楽しみ下さい。
 温室には、キダチアロエ、アオワニロカイ、シンロカイの三種のアロエの仲間があり、一斉に花芽を付けています。皆さん良くご存知の植物ですが、花を観察された方は少ないのではないでしょうか。今月の写真ではキダチアロエを紹介します。12月には美しい花が観察できそうです。

キダチアロエ
Aloe arborescens Mill. ユリ科(Liliaceae)
 南アフリカ原産の木本性多肉植物。江戸時代後半の1800年頃渡来し、薬用あるいは観賞用として各地で栽培されている多年草。葉は互生し、葉縁には鋭刺がある。茎の頂に朱紅色の総状花を付ける。バルバロインを含有し、少量で苦味健胃作用、大量では瀉下作用を示す。妊婦は流早産の恐れがあるので使用しないこと。また、授乳婦は母乳を介し、乳児に下痢を起こすことがあるので注意が必要。

 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内していますが、来春まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。ツルレイシが温室の天井近くの番線にからまって細いつるが5メートル程も伸びている様には目を見張ります。また、ヤノネボンテンソウ(パボニア・インターメデア・ケルメシナ)は、ブラジル原産のアオイ科の植物ですが、四季咲きですので何時でも深紅色の珍しい形の花が観察できます。是非、楽しんで下さい。次の花々が見られそうです。セントポーリア、ヘリオトロープ、ヒメノウゼンカズラ、シンビジュームの仲間、トウワタ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ネコノヒゲ、ハナキリン、ブッソウゲ、ベンケイクサギ、シマニガナ、ニチニチソウ、ミヤオソウ、ステビア、イソギク、コダカラベンケイソウ、キダチアロエ、アオワニロカイ、シンロカイ、シャコバサボテンなど。また、バナナ、パイナップル、キダチトウガラシ、ペルーのトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、パッションフルーツ、アカザカズラ、ガジュマロ、ムラサキシキブ、ベンジャミンコーヒーなどの果実、漿果、液果などが見られそうです。皆様、良いお年をお迎え下さい。

このページの一番上へ


2005年 11月

○ 薬草園花だより
→10月24日(月)、秋晴れの早朝に北方系生態観察園を散策してみました。ホウノキなどすっかり葉も実も落とした木もありますが、キササゲはたわわに実(鞘)を付けていますので観察して下さい。クリ、キリ、サルナシ(コクワ)、グミ、アケビなどの果実も観察できます。11月初旬は紅葉を楽しむ最後です。明るくなった森を散策してみて下さい。
 北方系生態観察園の充実のために念願であった散水設備が10月中旬に敷設され、来春に向けての整備に力が入っているところです。関係各位にお礼申し上げます。
 今月の写真での薬草紹介はクミスクチンを紹介します。沖縄から導入した薬用植物です。原産地のインド南部では3〜4月が花期となっていますが温室では年に3〜4回ほど見ることができます。温室では11月にまた美しい姿が観察できそうです。

 クミスクチン(ネコノヒゲ)
 Orthosiphon stamineus Benth.
 シソ科(Labiatae)
インド南部、インドネシア、マレー半島に分布する多年草。草丈は25−60cmで四稜形、無毛。茎頂に淡紫色から桃紫色の唇形の花を付ける。その姿はまさにネコのヒゲを思わせる。クミスクチンがマレー語でネコノヒゲを意味することに基づく。民間で全草を利尿や高血圧の改善を目的に使用されている。このネコノヒゲのようにネコにまつわる植物名が多いのには驚かされる。列記してみました。ネコヤナギ、ネコノメソウ、ネコハギ、ネコノチチ、ネコシデ、ネコジャラシ、ネコノシタなどなど。

 10月中には野外の植物は冬囲いの準備に入り、立て札も取り去られ地上部も刈り取られた物が多く、寂しくなっています。雪が降るまで、シオン、シマカンギク、イワギク、サフランなど紅葉とともに楽しんで下さい。
 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたしますが、来春まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。是非、楽しんで下さい。モンテンジクアオイ、ガジュツ、セントポーリア、食用ギク、ニチニチソウ、ツバキカズラ、ヤノネボンテンソウ、イナモリソウ、ブーゲンビリア、ハナキリン、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ネコノヒゲ、トウワタ、ベンケイクサギ、キダチノイヌホウズキ、クチナシ、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、アケボノソウ、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、カシュウイモ、アセローラ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、コーヒーノキ、ハマゴウ、キンカン、バンジロウ、パパイヤ、イヌビワ、ガジュマロ、オオゴンガジュマラ、パイナップル、パションフルーツ、ギンコーラン、ムラサキシキブなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2005年 10月

○ 薬草園花だより
大学周辺の農作物の収穫も終わり、実りの秋の喜びとその反面降り注ぐ落ち葉に寂しさを感じる季節を迎えていますが、薬草園の10月は元気です。野外では普段なかなか見られない変化にとんだ色々な果実、種子が観察できます。また、秋風に揺れる可憐な花々が観察できます。特に、10月には温室に多くの花が戻りそうです。
今月の写真ではクコ(枸杞)を紹介します。赤い果実(写真右)は口にする機会が多いので知っていると思いますが、花(写真左)を見たことのある人は少ないのではないでしょうか。薬草園のクコは10月初旬に花、緑と赤く熟した果実が同時に観察できると思います。

 クコ(枸杞) Lycium chinense Mill.
 ナス科(Solanaceae)
東アジアの熱帯から温帯に広く分布する小形の落葉低木。茎は細長くたてのすじがあり、多数むらがって生える。薬草園では9月の中旬から花が咲き始め、下旬には緑の果実を付け始める。花は直径1cmほど。若葉はひたしものあるいはクコ飯として食する。成熟した赤い果実は、クコシ(枸杞子)と称され万能薬として有名で疲労回復、めまい、頭痛、高血圧に良いとされている。薬膳としてのみならず良く中華料理の色付けにも添えられる。枸杞酒は肝臓や目の若返りにも効く。枸杞葉は日本の健康食品の元祖と言われ、お茶として高血圧の予防に用いられる。根皮はジコッピ(地骨皮)と称され漢方処方用薬となっている。

図書館横のニシキギは既にかなり赤く色付いています。紅葉の美しい季節を迎えます。ヒメジョオンは6月頃から見られ10月に入っても元気です。霜が降りるまで大丈夫そうです。オトコヨモギ、ヨモギ、アサギリソウ、イソギク、シマカンギク、エゾゴマナ、ノコンギク、キクイモなどの多くのキク科の植物の花が観察できそうです。今春から整備が進められてきました水性植物標本園も多くの植物が導入されています。10月にはミズオトギリの可憐な花が見られそうです。今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
 温室:10月に入り、花が増えてきています。是非、楽しんで下さい。トウテイラン、ハブソウ、ミセバヤ、ブーゲンビリア、ヤネノボンテンソウ、ヒギリ、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ネコノヒゲ、ハナキリン、トウワタ、キダチノイヌホウズキ、セントポーリア、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、アケボノソウ、マダカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、ホウズキ、バナナ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、バナナ、ハマゴウ、キンカン、バンジロウ、アコウ、ムラサキシキブ、パパイヤ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。
 薬草園:残り少ない秋の花を楽しんで下さい。エゾリンドウ、ツリドクダミ、クコ、ヒキオコシ、ホソバオケラ、モリアザミ、アカネ、マルバアイ、ムクゲ、コシロノセンダングサ、ナガホノジャノヒゲ、シオン、イヌサフランなど。次の植物は実を付けています。ピンピネラ、ウイキョウ、オナモミ、ボウフウ、ミシマサイコ、ズルカマラ、ハンザ、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、チョウセンアサガオ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、キキヨウ、クララ、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モクレン、ベンケイモモ、キササゲ、など。
 北方系生態観察園:アシタバ、セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、オオヨモギ、エゾゴマナ、オトコヨモギ、ヨモギ、アサギリソウ、イソギク、シマカンギク、ノコンギク、キクイモ、イヌタデ、エゾリンドウなどが見られます。サルナシの緑の実も見ることができます。その他、ルイヨウボタン、オオバコ、シキミ、ツルニンジン、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ハイネズ、サラシナショウマ、イシミカワ、クリ、フッキソウ、オニグルミ、トモエソウ、マムシグサ、ヤマゴボウ、ヤマシャクヤク、スズラン、マイズルソウ、キハダなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2005年 9月

○ 薬草園花だより
→知床が世界自然遺産に登録されて以来、道内でも自然保護の気運が高まってきました。自然保護は、一部の関係者だけの関心事でしたが今回の登録が多くの道民の自然保護に対する意識改革の機会になってくれたようです。2001年に公表された「北海道希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく北海道レットデータブックによれば、何らかの保護の必要がある植物、哺乳類、鳥類、両生類(爬虫類)、魚類、昆虫の合計が1,084種にのぼります。植物だけでも511種あります。今月は薬草園で吉田さんを中心に保護活動を開始させている幾つかの絶滅危惧種(Endangered)の中から、ムラサキを紹介します。

ムラサキ : ithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc.
ムラサキ科(Boraginaceae)
多年草。日本各地に自生していたが環境省の絶滅危惧種。草丈は30〜60cm。葉は互生し披針形で葉のつけねの葉状をした包葉の間に白色の小さい花をつける。薬草園では6月〜8月下旬まで花が見られる。

シコン(紫根)
写真は2002年に調製された薬草園栽培1年生標本(20〜22cm)。ムラサキの根はシコンと呼ばれ、古来紫色の重要な染料。テレビの宮本武蔵で吉岡道場が紫根染で知られた。根は薬用としても使用され、華岡青洲が愛用したとされる「紫雲膏」は火傷、凍傷、ひび、あかぎれ、に効く。また、某社の痔疾薬に使用されている。

今年も立秋が過ぎると道端はセイタカアワダチソウやオオハンゴンソウで一面黄色になってきています。代わって道端を白に染めていたセリ科のノラニンジンの花が終わり緑色の篭状になっています。種子を散布する準備に入っているのでしょうか。稲穂の色付きとともに、薬用植物園の植物も実りの季節を迎えています。9月は果実を楽しんで下さい。今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室
8月に入り、ゲッキツが再び多数の花を付け、室内が良い芳香で充満しています。ヤノネボンテンソウ、ヒギリ、ハマゴウ、ハナキリン、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ギンネム、セントポーリア、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、バナナ、カシュウイモ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、キダチイヌホウズキ、アカザカズラ、トウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、アコウ、ガジュマル、キンカン、ホウズキなどの果実、液果などが見られます。

薬草園
野外の薬用植物が一斉に実を付けています。普段見ることのできない変わった形の実を楽しむことができます。是非おいで下さい。セイヨウハッカ、スペアミント、ミシマサイコ、ヨモギギク、フジバカマ、カワミドリ、オニドコロ、エゾリンドウ、ホソバオケラ、セイヨウアカネ、メハジキ、クコ、ホップ、トリカブト、ハナトリカブト、ホソバトリカブト、オクトリカブト、ツリガネニンジンなどの花が楽しめそうです。また、次の植物は実を付けています。緑からどのような色に変化していくか、観察の楽しい季節です。アマ、ニガヨモギ、ヒソップ、ビロウドアオイ、ハナスゲ、ジギタリス、ズルカマラ、ローマカミツレ、ベニバナ、ハマナシ、ボタン、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、ヤマゴボウ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、ツルドクダミ、キキョウ、ゲンノショウコ、クララ、オオグルマ、ムラサキ、オオアマドコロ、セネガ、チョウセンニンジン、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モッコウなど。

北方系生態観察園:トドマツの植林されている奥まで足を運ぶと、ヒカゲノカズラ、マンネンスギの群落の中にエゾチドリの群落が見られます。その他、セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、ゴトウズル、ツルニンジン、ノリウツギ、エゾリンドウ、エゾミソハギ、アキカラマツ、ネジバナなどが見られます。エゾニワトコの赤い実、サルナシの緑の実も見ることができます。オオカメノキの実は何色になっているでしょうか。その他、クリンソウ、アロニア・メラノカルパ、ヤマグワ、チクセツニンジン、ルイヨウショウマ、ヤエムグラ、ホウノキ、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ホウチャクソウ、サラシナショウマ、ヤマシャクヤク、イシミカワ、オオカモメズル、ツルシキミ、サルメンエビネ、マムシグサ、マイズルソウ、トモエソウ、フイリギボウシ、イワギボウシ、キハダなどの実が見られます。

このページの一番上へ


2005年 8月

○ 薬草園花だより
→今年度にはいり、総合玄関入口に教職員用の大きな掲示板が設置されたのをお気付きでしょうか。その入り口正面に薬草園コーナーが出来、薬草園・北方系生態観察園の「今が見ごろ」の美しい花を写真(堀田助教授撮影)で紹介しています。徐々にですが、学生、教職員の方々の来園者が増加してきて喜んでいるところです。
 また、学内の主な樹木、草花(約20種)に名札が付けられました。駅から歯学部校舎まで、特に図書館の横の広場では、植物に親しんで頂けるものと思います。
 今月号では自生している多くの薬用植物の中から「オニノヤガラ」を取り上げました。7月号から『薬草園花だより』も、カラー写真の掲載ができるようになりましたので楽しんで頂けると思います。オニノヤガラは以前から30本程の生育が認められていましたが、大学敷地内での生態は不明な点が多々ありました。そこで、薬としても食材としても非常に関心が高まっているオニノヤガラについて、7月15日(金)に薬草園の宮本さんと北方生態観察園の吉田さんによって大掛かりな調査が実施され、100本以上の生育が確認されました。今後、オニノヤガラの生態の解明におおいに役立つものと期待されます。

オニノヤガラ Gastrodia elata Blume ラン科 (Orchidaceae)

 オニノヤガラは、葉緑素をもたないためナラタケ(ボリボリ)の菌糸から栄養の補給を受けている腐生ランの一種です。塊茎(芋)を蒸したものを天麻(てんま)と称され、第十四改正 日本薬局法に新たに収載された重要な生薬です。頭痛、めまい、関節炎、ヒステリー、メニエール病などに用いられています。半夏白朮天麻湯などの漢方処方の用薬です。
 7月に続き8月初旬は薬草園の花の一番多い季節です。また、北方系生態観察園は木々が繁り昼も薄暗くなっています。嘘のような涼しさです。ギンリョウソウ(ユウレイタケ)の大群落があります。トド松の植樹林の近くです。発見できると一層涼しくなることと思います。今年もその月内で見られそうな花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
 温室:7月に入り、温室内の多くの鉢が屋外に出されました。室内が随分明るくなっています。今年は、7月10日頃からゲッキツが花を付け、室内が良い芳香で充満していました。皆さんに観察していただけなかったのが残念です。マンゴウが色付きはじめています。また、バナナが花をつけています。リクチワタが8月初旬には綿帽子が見られそうです。
 モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ、モクセンナ(野外に置かれています)、ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、ニチニチソウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、イナモリソウ、インドジャボク、クチナシ、ハナキリン、ヤノネボンテンソウ、ナンテン、ヘリオトロープ、ゴレンシ、ツバキカズラ、セントポーリア、ゲンノショウコ(赤花)、ケラマツツジ、オオゴンオニユリ、アカメガシワなど。トウガラシ、パパイヤ、バンジロウ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。
 薬草園:野外の薬用植物が一斉に花を付けています。普段見ることのできない変わった形の花を楽しむことができます。是非おいで下さい。水性標本園では、サジオモダカ、ヒメコウホネの花が観察できそうです。ウイキョウ、タンジン、ホップ、スペアミント、ミシマサイコ、アマ、ニガヨモギ、ハナスゲ、ジギタリス、ヨモギギク、ズルカマラ、ゼニアオイ、モナルダ、オレガノ、チクマハッカ、セイヨウメハジキ、ノコギリソウ、バシクルモン、ツタンカーメンのエンドウ(紫の鞘)、タチジャコウソウ、ナガホノワレモコウ、ヒレハリソウ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、ロシアカンゾウ、ヤマゴボウ、キキョウ、ドクダミ、ゲンノショウコ、アマチャ、クララ、オオグルマ、カノコソウ、トウゴマ、ヨモギギク、フジバカマ、モッコウ、セネガ、タイリンウツボグサ、ウツボグサ、キササゲなど。
 北方系生態観察園:園内は上を向いて歩いてみましょう。クリ、シナノキ、オオバボダイジュの花が高いところに見ることができます。ノリウツギの白い花、エゾニワトコの赤い実、オオカメノキ、サルナシの緑の実も見ることができます。園内は木々が繁り、日の届かない散策路はこれからの季節、暑さを凌ぐには最高です。虫が多くなってきましたが、温室に虫除けスプレーを用意してありますのでご利用下さい。赤実、黒実のエンレイソウ、ヨブスマソウ、ツルシキミ(赤い実)、アカバナ、タネツケバナ、ノボロギク、エゾウコギ(実)、ヨツバヒヨロリ、オオウバユリ、イケマ、サラシナショウマ、ガクアジサイ、クルマユリ、トリアシショウマ、ヤブハギ、ウド、オオイタドリ、オオハンゴンソウ、フイリギボウシ、イワキボウシ、ギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキなど。また、マタタビの銀色の葉が朝日に輝いていました。池にはスイレンが美しく浮かんでいます。

このページの一番上へ


2005年 7月

○ 薬草園花だより
→第19回薬草園を見る会が5月19日(日)に開催されました。今年は草月流の内山翡翠氏による薬草の生け花が講堂前のホールを艶やかに飾ってくれました。300名以上の一般市民、56名のオープンキャンパスの参加者達が薬用植物園を訪れ、午後4時過ぎまで大賑わいでした。今月号は、読者にお知らせしたいことたくさんありましたが来月以降にして、薬草の生け花を楽しんで下さい。生け花に使用された薬草の解説です。当日配布したものを載せました。生け花中から見つけて下さい。
オオハナウド Heracleum dulce Fisch.(セリ科)
近畿以北、千島、カムチャッカに分布する大型の多年草。根を日干しにしたものは山独活(ヤマウド)など呼ばれ、発汗、鎮痛薬として使用されていたことがある。
オオアマドコロ Polygonatum odoratum var. maximowiczii Koidz.(ユリ科)
東北以北、南千島、サハリンに分布する多年草。根茎を日干しにしたものは萎.(イズイ)と呼ばれ強壮、強精薬として使用されていたことがある。薬用酒とすることもできる。
ユキザサ Smilacina japonica A.Gray(ユリ科)
北海道〜九州、朝鮮半島、中国東北部などの山地の樹陰に生える多年草。根茎を日干しにしたものは鹿薬(ロクヤク)と呼ばれ薬として使用されていたことがある。北海道ではアズキナの名でよく知られている。
シャクヤク Paeonia lactiflora Pall.(ボタン科)
中国東北部、東シベリア、朝鮮半島原産。根は古くから薬として使用されており、延喜式にみられる。
コウライテンナンショウ Arisaema serratum Schott(サトイモ科)
北海道南部、本州、四国の湿った山林に生える多年草。塊茎を薬として用いていたが、食塩などで処理せずに食すると口内炎をおこす。
ゼンマイ Osmunda japonica Thunb.(ゼンマイ科)
日本各地にみられる多年草シダ植物。根茎を日干しにしたものは貫衆(カンジュウ)と呼ばれ薬として使用されていたことがある。ミミズなどに対して殺虫効果がある。
サイハイラン Cremastra appendiculata Makino(ラン科)
温帯、暖帯の山地の樹陰に生える多年草。鱗茎を日干しにしたものは薬として使用されていたことがある。
ツキヌキニンドウ Lonicera sempervirens L.(スイカズラ科)
北アメリカ南部および東部に自生。常緑のつる性低木。観賞用に栽培される。薬として使用されていない。
ミズキ Cornus controversa Hemsl.(ミズキ科)
日本、朝鮮、中国の山地に生える落葉高木。樹液が多い木で春先枝を折ると水がしたたる。薬として使用されていない。
アカバナムシヨケギク Chrysanthemum coccineum Willd.(キク科)
コーカサス、アルメニア、イラン北部原産。頭花を除虫菊のかわりに使われたことがある。
サルメンエビネ Calanthe tricarinata Lindl. (ラン科)
北海道、本州、四国、中国、インドに分布。広葉樹林の林床に多く見られる多年草。
ウド Aralia cordata Thunb. (ウコギ科)
日本各地、朝鮮半島、中国に分布する大形の多年草。根茎を独活(ドッカツ)と称して漢方の独活湯、十味敗独散などに使われている。
キショウブ Iris pseudoacorus L. (アヤメ科)
ヨーロッパ原産の多年生草本で各地の池畔、湿地に繁茂する。
ホウノキ Magnolia obovata Thunb. (モクレン科)
日本各地に見られる落葉高木。芳香の花が咲き、樹皮は厚朴(コウボク)と称して重要な家庭薬(利尿、去痰)の原料とされている。
オシダ Dryopteris crassirhizoma Nakai (オシダ科)
日本の中部以北に自生するシダで、根茎と葉基は綿馬(メンマ)と称して条虫、十二指腸虫駆除薬の原料とされている。
クルマバソウ Asperula odorata L. (アカネ科)
北半球に広く分布。葉は6〜10枚輪生する

このページの一番上へ


2005年 6月

○ 薬草園花だより
→雪解けを待っていたかのように芽吹き花をつける植物に驚嘆しているのは私だけでしょうか。雪の多かった今年もタツタソウ、オウレン、レンギョウ、モクレン、キタコブシ、カタクリ、エゾエンゴサク、ナニワズ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウ、ザゼンソウ、エンレイソウなどは6月には美しい姿を消しそうです。まさに春の妖精です。
 昨秋に発注していました沖縄からの薬用植物が4月22日に届きました。センダン、キダチチョウセンアサガオ(エンジェルトランペット)(白と赤)、エビスグサ、ハマオモト、シマニガナ、ボタンボウフウ、センナ、マンゴ、パパイヤ、マンジェリコン、ヤエヤマアオキ、セッコツソウです。ご覧下さい。
 5月に入っても寒い日が続いていますが、5月8日(日)に植物画講習会『北国の薬草を描いてみよう』を開催いたしました。寒い日でしたので薬草園および北方系生態観察園で自分の描きたい植物を採取して20周年記念会館の食堂に持ち帰り、スケッチや色つけを行いました。参加者は17名でしたが、2名の講師(北海道植物画協会会員)の親切な指導を受け、5時間程で参加者全員が色つけも終了して立派な作品を仕上げました。参加者の作品展を6月19日(日)の『第19回薬草園を見る会』で行います。是非、ご覧下さい。
 5月14日に本園を会場に石狩鳥類研究会(代表、薬学部・樋口教授)の探鳥会が行われ、30種の野鳥が確認されたと報告を受けました。トビ、キジバト、ツツドリ、アカゲラ、コゲラ、イワツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、コルリ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エナガ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、イカル、ニュウナイスズメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラスです。皆さんも挑戦してみて下さい。
 5月16日に北海道大学金子光元教授から珍しい植物(ヤノネボンテンカ、カトレヤ、ハナキリン、シャコバサボテン、マダカスカルジャスミン、セントポーリア、ゲッカビジン、クンシラン、コチョウラン、シンビジュウムなどいずれも複数鉢で贈与されました)と架台5台の贈与を受けました。温室が大変賑わっています。是非、お楽しみ下さい。
 休日の来園者が増加しています。来園者の動向を知り、また、来園者の要望などを園の充実に役立てようと「サイン・意見ノート」をもうけました。教職員の皆さんのご協力をお願いいたします。
 今年は薬草園ガイドに4名の方に登録していただきました。これに伴い、5名以上のグループで来園される方でしかも10日前までにお申し込みいただければ、希望者には園内の案内および植物の説明をいたしますのでご利用下さい。
 今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:温室内も花の多い季節を迎えています。センナ、ニオイテンジクアオイ、アルミカンゾウ、ハナキリン、フクザキクンシラン、シキザキベコニア、ギンコウカン、ベニベンケイ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、トウワタ、ユキノシタ、モンテンジクアオイ、マンリョウ、アセロラ、キダチイヌホウズキ、ゲンペイクラジ、テイカカズラ、オクナ(ミッキーマウスノキ)、キダチトウガラシ、コバノランタナ、キバナキョウチクトウ、ランタナ(シチヘンゲ)、ニチニチソウ、アリアケカズラ、マダガスカルジャスミン、インドジャボク、リュウホウボク、ヤノネボンテンカ、ゲットウ、セントポーリア、ブ−ゲンビリア(イカダカズラ)、白のブーゲンビリアなどの花が観察できそうです。また、モモ、バンジロウ、マンゴ、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、パイナップル、アセロラ、三尺バナナなどの果実、液果などがみられそうです。
薬草園:ツルニチニチソウ、アケビ、ミツバアケビ、アマドコロ、クマコケモモ、ウスバサイシン、エゾノレンリソウ、クロミノウグイスカズラ、コウライテンナンショウ、ゴミシ、サルビア、バシクルモン、ハマナシ、ヒメウイキョウ、ポドフィルム、シャクヤク、ボケ、ボタン、ギョウジャニンニクなどの花が楽しめそうです。
北方系生態観察園:レンプクソウ、ノビネチドリ、ハクサンチドリ、オオカメノキ、サルメンエビネ、 キツネノボタン、マイズルソウ、クルマバソウ、オオハナウド、チクセツニンジン、ノリウツギ、ホウノキ、バイケイソウ、クルマバツクバネソウ、コンロンソウなどの花が楽しめそうです。

このページの一番上へ


2005年 5月

○ 薬草園花だより
→本学の薬用植物園は現在の場所に設置されて、今年9月に20周年を迎えます。これを期に施設の一層の充実を図り、教育、研究に役立つ園、親しまれる園になるよう新規事業を計画してまいりましたが、大学側の理解が得られ予算化されましたので次のようなことを実施いたします。
1)リーフレットの新版発行:堀田先生、吉田さんのすてきな写真、野口先生のイラスト入りのポケット版になりました
2)東屋に掲示板設置:樋口先生の指導による野鳥の説明や園内でみられる植物の説明
3)水性植物標本園の設置
4)アイヌ伝承有用植物園(仮称)の設置
など。
 また、薬用植物園の大きな年間行事として、5月8日(日)に植物画講習会『北国の薬草を描いてみよう』、6月19日(日)には恒例の『第19回薬草園を見る会』を実施いたします。教職員の多数のご参加をお願いします。
昨年度(平成16年度)の薬用植物園および北方系生態観察園の利用者数が集計できました。総数は3,233名で一昨年より10%近くの増加となっています。来園者増加の最大の要因は、今年3月14日に翡翠蔓(ヒスイカズラ、jade vine)が開花して、新聞、テレビで取り上げられ、植物愛好家、写真愛好家など多くの方々が何度も観察にきてくれたためです。3月の温室利用者は152名でした。ヒスイカズラは4月22日現在でも最後の房の花を楽しむことができましたので、開花から40日間くらいは楽しんでいただけそうです。
 今年は薬草園ガイドに4名の方に登録していただきました。これに伴い、5名以上のグループで来園される方でしかも10日前までにお申し込みいただければ、希望者には園内の案内および植物の説明をいたしますのでご利用下さい。
 4月20日に少し残雪のある薬用植物園と北方系生態観察園を散策してみました。春の強い陽射しを受け、木の根元の雪解けのサークルの中にはカタクリ、エゾエンゴサクの蕾を確認できました。沢沿いにはザゼンソウ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウなども姿をみせていました。栽培園の奥の斜面にはオウレンの花が満開でした。
今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:温室内も花の多い季節を迎えています。シンビジュームの仲間、ハナキリン、シキザキベコニア、メキシコヤマゴボウ、マンネンロウ、ハナキリン、ハイビスカス(ブッソウゲ)、トウワタ、ユキノシタ、ムラサキオモト、ダイウイキョウ、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ(クミスクチン)、アセロラ、アセンヤクノキ、アボガド、テイカカズラ、シャリンバイ、オクナ、キダチトウガラシ、コバノランタナ、ギンゴウカン、キバナキョウチクトウ、ランタナ(シチヘンゲ)、イナモリソウ、ニチニチソウ、アリアケカズラ、ヤエクチナシ、マダガスカルジャスミン、フイリヤマブキ、セイロンベンケイ、インドジャボク、リュウホウボクなどの花が観察できそうです。また、バンジロウ、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、インドジャボク、パイナップル、クダモノトケイソウ(パッションフルーツ)、三尺バナナなどの果実、液果などがみられそうです。
薬草園:クリスマスローズが花盛りでした。5月はオウレン、アミガサユリ、イカリソウ、セイヨウサクラソウ、レンギョウなどの花が楽しめそうです。
北方系生態観察園:広葉樹林帯の林床の草花は、木々が葉を繁らすまで強くなった陽射しをいっぱいに受けて一番元気な時です。カタクリ、エゾエンゴサク、ニリンソウ、エゾノリュウキンカ、ミズバショウなどの群落は春を堪能できると思います。

このページの一番上へ


2005年 4月

○ 薬草園花だより
→新入生を迎えて学内も賑やかになることと思います。3月18日(金)の学位記・卒業証書授与式の朝ですが、霙となっています。薬草園の雪は、本当に溶けるか心配なほど残っています。昨年の4月号の冒頭に次のように書いています。「3月24日早朝に固まった雪の上を渡って北方系生態観察園を散策してみた。雪解け水が流れを作り、ミズバショウが雪を背に芽吹いていました。」と。今年は、まだ池も谷も雪の下です。大木に付けられた名札が雪面上に顔を出していました。
 温室は3月14日に翡翠蔓(ヒスイカズラ、jade vine)が開花し、新聞、テレビで取り上げられ多くの人に紹介することができました。遠く深川から初めて本学を訪ねられた方もおられ感激致しました。ヒスイカズラの花は4月に入っても少しは観察できそうです。冬の長い北海道では、冬季間のイベントも大切なことを痛感させられたところです。皆さんの要望をお知らせ下さい。
 春の強い陽射しを受け、ブーゲンビリア(イカダカズラ)は花の数を多くしています。マダガスカルジャスミンの蕾が膨らんできました。また、マンゴーやモモの実が大きくなっています。4月の温室は多くの花や実が楽しめそうです。昨年は野外でもかなりの花が期待できましたが、今年は全く予想できません。
 今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:ヤブツバキ、リクチワタの綿帽子と花、クスノキ、メキシコヤマゴボウ、マンネンロウ、ハナキリン、ダイウイキョウ、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ(クミスクチン)、アセロラ、アセンヤクノキ、アボガド、テイカカズラ、シンビジュームの仲間、シャリンバイ、トウワタ、コバノランタナ、ギンゴウカン、キバナキョウチクトウ、ランタナ(シチヘンゲ)、ハイビスカス(ブッソウゲ)、イナモリソウ、ニチニチソウ、ハマゴウ、セイロンベンケイ、シンロイカなどの花が観察できそうです。また、バンジロウ、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、インドジャボク、クチナシ、パイナップル、クダモノトケイソウ(パッションフルーツ)、三尺バナナなどの果実、液果などがみられそうです。

このページの一番上へ


2005年 3月

○ 薬草園花だより
→温室は2月になってからの大雪で埋まっています。嬉しいニュースをお届けします。1月に翡翠蔓(ヒスイカズラ、jade vine)の小さな花芽を確認してから、次から次へと増え続け、2月17日に17本の花穂が確認されています。一番長いものは蔓から30cm程になり、何となく翡翠色が顔を覗かせているように観察できます。
 翡翠蔓はフィリッピン原産のマメ科の蔓性の植物で絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。藤の花のように花穂が垂れ下がり、60cm程の房に数百個のサンゴ海の水の色のような花をつけます。日本ではハワイで日系二世の方が栽培していたものの種子を譲り受け、1973年に発芽に成功させたのが最初だそうです。全国に少しずつ広がっているようですが、現在でも全国各地で開花すると地元のマスコミを賑わせています。
本園温室の翡翠蔓は、2年前に摂南大学の薬草園から譲り受けた苗を吉田さんと宮本さんが立派な棚を作り、丹誠をこめて育ててきたものです。開花はまだ先ですが、是非、ご覧下さい。北海道での開花は最初と思います。きっとマスコミを賑わすものと思われます。花の写真は薬用植物園のホームページ (http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/ )で堀田先生が長崎県の野母崎亜熱帯植物園で撮影したものがご覧いただけます。
春の強い陽射しを受け、ブーゲンビリア(イカダカズラ)やマダガスカルジャスミンの蕾がみられました。また、マンゴー、モモ、コーヒーノキに小さな緑の実がなっています。アボガドに蕾がみられ着果が楽しみです。3月の温室は多くの花や実が楽しめそうです。
今年もその月内で見られると予想される花や実を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:ヤブツバキ、ナンテン、マンネンロウ、フジモドキ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイソウ、キンギンソウ、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、ヘリオトロープ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、セイロンベンケイ、ハッカクレンなどの花が観察できそうです。また、マンゴー、マンリョウ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、コーヒーノキ、インドジャボク、クチナシ、パイナップルなどの果実、液果などがみられます。

このページの一番上へ


2005年 2月

○ 薬草園花だより

→薬草に対する市民の関心が高まるなか、薬草に関する正しい知識習得のための啓蒙教育が要求されています。このような時、1月18日(火)に北海道新聞社から薬草についての取材依頼を受けました。穏やかな晴れた日でしたので、薬草園だよりの植物調査も兼ねて温室へ直行しました。温室に入り、取材をされながら何か例年との違いを感じていました。鮮やかブーゲンビリア(イカダカズラ)の花がないためです。木が大きくなりすぎたため、強く剪定したためです。
 厳寒の中、温室の多くの植物は開花を控えているようです。しかし、1 メートル以上も伸びたハートカズラやミドリノスズと呼ばれている緑の球を球簾のように架台から地面まで伸ばしている姿は可愛い限りです。また、モモ、ナンテンの花、クチナシの果実がご覧いただけます。是非ご来園下さい。
 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。薬用植物園のホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/ )は刻々更新されています。ご活用下さい。
温室:ヤブツバキ、マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ベニベンケイ、シキザキベコニア、キンギンソウ、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、ヘリオトロープ、モンパノキ、モモ、ナンテン、アラビアゴムノキ、コショウノキ、ランタナ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、マンゴー、マンジェリコン、フジモドキ、クロトン、セイロンベンケイなどの花が観察でそうです。リクチワタ、ベニバナワタの綿帽子がご覧になれます。また、バナナ、マンリョウ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ベンジャミンコーヒー、コーヒーノキ、ハマゴウ、インドジャボク、ビンロウジュ、クチナシ、バンジロウなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2005年 1月

○ 薬草園花だより

→新年明けましておめでとうございます。今年も薬用植物園の活動にご理解とご協力の程、お願いいたします。厳寒の中、温室の多くの植物は開花を控えているようです。しかし、リクチワタは一年中綿帽子だけでしたが、年末から綿帽子と並んで大きな花を付けています。面白い光景です。ご覧下さい。また、ポインセチアはすっかりクリスマスの飾花に定着していますが紅葉と白葉が並んで元気に育っています。一方、12月号でお知らせ済みですが、マンゴーとゴレンシの花が今月見られそうです。是非ご来園下さい。
 今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、3月まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。薬用植物園のホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/ )は刻々更新されています。今年もご活用下さい。
温室:マンネンロウ、モンテンジクアオイ、ギンネム、アセンヤクノキ、シンビジュームの仲間、ハナキリン、トウワタ、コバノランタナ、インドジャボク、ヘリオトロープ、ムラサキオモト、イソギク、モクセンナ、ステビア、イソギク、コショウノキ、ランタナ、リクチワタ、ハイビスカス(ブッソウゲ)、アラビアチャ、マンゴー、ゴレンシ、キダチアロエ、アオワニロイカ、などの花が観察できそうです。また、バナナ、マンリョウ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ムラサキシキブ、ベンジャミンコーヒー、コーヒーノキ、ハマゴウ、インドジャボク、バンジロウなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2004年12月

○ 薬草園花だより

11月12日(金)から沖縄を訪問する機会に恵まれ、金曜日の午後から土曜日の夕方まで佐敷町の沖縄長生薬草本社農園、沖縄市の東南植物楽園、北部の本部町の海洋博公園の熱帯ドリームセンター、八重岳中腹のやんばるの亜熱帯原生林と慌しく植物観察をしてきました。近く数十種類の亜熱帯の植物が新たに温室に到着の予定です。お楽しみに。
 沖縄から帰って温室の植物を良く観察してみると、マンゴー、ゴレイシ、パイナップルが花を付け初めています。沖縄で味わってきただけに果実を楽しみにしています。
 ドラゴンフルーツもすごく美味しかったので温室で育ててみたいと思っています。真冬に花とそれらの果実を楽しんで下さい。また、温室には、キダチアロエ、アオワニロイカ、シンロイカの三種のアロエの仲間がありますが、一斉に花芽を付けています。見事な花が期待できそうです。
 やんばるの亜熱帯原生林には、大きなヘゴがあり、それに色々なシダ類が沢山付いていましたが、温室でもオオタニワタリ、ヒトツバ、ビカクシダ、タマシダ、クワレシダなどが見られます。また、温室にはやんばるの亜熱帯原生林で良く目に付いた、イチジクの仲間が沢山有り、実を付けているイヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、それに実は付けていませんがオオイタビ、ヒメイタビが見られます。是非、雪の季節に熱帯の植物をお楽しみ下さい。今年もその月内で見られると予想される花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。しかし、来春まで温室以外は閉園とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。12月は、花が少し増えてきそうです。是非、楽しんで下さい。
 モンテンジクアオイ、ギンネム、シンビジュームの仲間、ヒギリ、ハマゴウ、トウワタ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ネコノヒゲ、ハナキリン、マンネンロウ、ベンケイクサギ、キダチノイヌホウズキ、ニチニチソウ、ヒメノウセンカズラ、ステビア、イソギク、ミヤオソウ、ランタナ、アケボノソウ、アラビアチャ、マンゴー、パイナップル、ゴレイシ、ヤブツバキ、クロトン、ダイウイキョウ、キダチアロエ、アオワニロイカ、シンロイカなどの花が観察できそうです。また、バナナ、カシュウイモ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、キンカン、パパイヤ、イヌビワ、オウゴンガジュマロ、ガジュマロ、ムラサキシキブ、ベンジャミンコーヒーなどの果実、液果などが見られます。

このページの一番上へ


2004年11月

○ 薬草園だより

 →10月20日(水)に県立焼津中央高等学校の生徒(135名)が修学旅行で本学を訪問されました。大学の施設見学の一環として薬草園案内の依頼を受け、気軽に紅葉を楽しみ、“どんぐり”拾いをしながら北方系生態観察園の展望台まで行き、石狩平野を見てもらおうかと思っていました。熊の出没のニュースも届いていませんので天候次第と考えていました。当日の朝を迎え、雨の心配はなく、気温も高いので下見にと思い二週間ぶりに遊歩道を歩いてみました。例年ですと美しく紅葉しているはずのオオカメノキが一味違う色になっていました。台風にも負けずに残った数少ない木の葉は、温暖のためか紅葉の美しさを見せていません。ハウチワカエデもこれからの様子、どんぐりも台風で殆ど消失したようでした。結局山登りは止め、薬草園で甘草、苦木、黄柏、グミ、アケビなどの味を体験して楽しんでもらいました。
 今年の北海道内の植物には異変が起きているようで庭の藤、モクレン、ボケも今年2度花が咲きました。昨今の新聞でもエゾノリュウキンカ、スモモが花盛りと賑わせています。雪に覆われるまで残り少ない秋をお楽しみ下さい。今年もその月内で見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。しかし、来春まで温室以外は閉店とします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

【温室】:屋外の鉢が温室内に戻りました。足の踏み場がないほど賑わっています。11月は、花が少し増えてきそうです。是非、楽しんで下さい。
ギンネム、ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ、ハナキリン、ビンロウジュ、ベンケイクサギ、キダチノイヌホウズキ、クチナシ、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、アケボノソウ、ダマカスカルジャスミン、ゴレイシなどの花が観察できます。また、バナナ、カシュウイモ、アセローラ、トウガラシ、ペルーのトウガラシ、キダチトウガラシ、ハマゴウ、キンカン、ミカン、バンジロウ、パパイヤ、イヌビワ、ムラサキシキブなどの果実、液果などが見られます

このページの一番上へ


2004年10月

○ 薬草園だより

→台風18号は、薬草園および北方系生態観察園に大きな被害をもたらしました。特に北方系生態観察園では、エゾイタヤの大木が根元から倒されたのを初めヤナギ、ソメイヨシノ、キハダ、オオバボダイジュなども倒され、多くのニセアカシヤが途中から折れたり根元から倒されたりした被害がでました。イヌエンジュも名札の上から吹き飛ばされており、台風の凄まじさを感じさせます。森の風景が変わった感じです。今週末の9月17日(金)頃までには遊歩道は散策出来るまでに復旧の予定です(取材時現在)。9月に引き続き10月も果実を楽しんで頂こうと思っていましたが、今回の台風でかなり消失してしまいました。
 しかし、逞しく果実を残しているもの、あるいはこれから花を咲かせるものもあります。ニシキギは既に真赤に色付いています。10月は果実と紅葉を楽しんで下さい。今年もその月内で見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:9月に入り、花が少し増えてきています。是非、楽しんで下さい。アセビ、カンゾウの仲間、ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ、ハナキリン、ベンケイクサギ、キダチノイヌホウズキ、クチナシ、ランタナ、ブーゲンビリア(白)、シャリンバイ、アケボノソウ、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、バナナ、カシュウイモ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、ハマゴウ、キンカン、バンジロウ、トウガラシ、パパイヤ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:残り少ない秋の花を楽しんで下さい。フジバカマ、ツリガネニンジン、クコ、ナガバジャノヒゲ、ワレモコウ、ツルドクダミ、エゾリンドウ、ホソバオケラ、モリアザミ、ヒキオコシ、イヌサフラン、シオンなど。次の植物は実を付けています。ピンピネラ、ウイキョウ、ホップ(雌花穂)、オナモミ、ボウフウ、ミシマサイコ、ビロウドアオイ、ヨモギギク、ズルカマラ、ハンザ、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、チョウセンアサガオ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、キキヨウ、クララ、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モクレンなど。

北方系生態観察園:セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、オオヨモギ、エゾゴマナ、ハチジョウナ、オニノゲシ、スイレン、イヌタデ、エゾリンドウなどが見られます。エゾニワトコの赤い実、オオカメノキの実は赤から黒色になっていました。サルナシの緑の実も見ることができます。その他、オオマルバノホロシ、ルイヨウボタン、ツルニンジン、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ツルウメモドキ、ハイネズ、サラシナショウマ、イシミカワ、サルメンエビネ、マムシグサ、マイズルソウ、キハダなどの実が見られます。

このページの一番上へ


2004年 9月

○ 薬草園だより

夏休み中の8月14日(土)の午後、薬用植物園と北方系生態観察園を散策してみました。今年は、例年にない暑さと水不足で多くの植物は、過酷な生育を強いられています。暑さに弱い大黄は夏ばてで完全に地上部は消えていました。駐車場奥の斜面が白一面になっていました。
 セリ科のノラニンジンが花盛りで良く観察すると、花の終わったものは篭状になっています。種子を散布する準備に入っているのでしょうか。稲穂の色付きとともに、薬用植物園の植物も実りの季節を迎えています。9月は果実を楽しんで下さい。
 今年もその月内で見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

・ 温室
 8月に入り、ゲッキツが再び多数の花を付け、室内が良い芳香で充満しています。是非、楽しんで下さい。
 ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、インドジャボク、ギンネム、ダマカスカルジャスミンなどの花が観察できます。また、バナナ、カシュウイモ、アセローラ、ペルーのトウガラシ、キダチイヌホウズキ、アカザカズラ、トウガラシ、パパイヤ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。

・ 薬草園
 野外の薬用植物が一斉に実を付けています。普段見ることのできない変わった形の実を楽しむことができます。是非おいで下さい。猛暑でお盆までに多くの植物が花を終えようとしていますが、次の植物はしばらく花を楽しませてくれそうです。セイヨウハッカ、スペアミント、ミシマサイコ、ヨモギギク、フジバカマ、カワミドリ、オニドコロ、エゾリンドウ、ホソバオケラ、セイヨウアカネなど。次の植物は実を付けています。緑からどのような色に変化していくか、観察の楽しい季節です。
 アマ、ニガヨモギ、ヒソップ、ビロウドアオイ、ハナスゲ、ジギタリス、ズルカマラ、ローマカミツレ、ベニバナ、ハマナシ、ハンザ、ボタン、キバナオウギ、チョウセンゴミシ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、ヤマゴボウ、ロシアカンゾウ、トウゴマ、ツルドクダミ、キキヨウ、ゲンノショウコ、クララ、オオグルマ、ムラサキ、オオアマドコロ、セネガ、チョウセンニンジン、キササゲ、アケビ、ミツバアケビ、モッコウなど。

・ 北方系生態観察園
 トドマツの植林されている奥まで足を運ぶと、ヒカゲノカズラ、マンネンスギの群落の中にエゾチドリの群落が見られます。その他、セイタカアワダチソウ、オクトリカブト、ゴトウズル、ツルニンジン、ノリウツギ、キツリブネ(今が盛り)、エゾリンドウ、エゾミソハギ、アキカラマツ、ネジバナなどが見られます。
 エゾニワトコの赤い実、オオカメノキの実は黄色になっていました。サルナシの緑の実も見ることができます。その他、アロニア・メラノカルパ、ヤマグワ、チクセツニンジン、ルイヨウショウマ、ヤエムグラ、ホウノキ、ツタウルシ、ツクバネソウ、オオウバユリ、ホウチャクソウ、サラシナショウマ、ヤマシャクヤク、イシミカワ、オオカモメズル、ツルシキミ、サルメンエビネ、マムシグサ、マイズルソウ、トモエソウ、キハダなどの実が見られます。

このページの一番上へ


2004年 8月

○ 薬草園だより

→雨上がりで薄日の射す7月21日(水)の早朝に薬用植物園と北方系生態観察園を散策してみました。今回の散策は、薬草園だよりの8月号の原稿作成の資料集めを兼ねてのもので、1週間振りの植物との再会でした。芝刈りがされていない図書館前に来て、黄色、白の絨毯に目を見張りました。ブタナの黄色、ヘラオオバコ、シロツメクサの白でした。上を見るとシナノキが真っ白な花を付けていました。一週間でこうも変化するものかと、自然の移り変わりの速さに目を見張ったものです。今年もその月内で見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:7月に入り、温室内の大きな木々の剪定が行われましたので、室内が随分明るくなっています。今年は、7月10日頃からゲッキツが花を付け、室内が良い芳香で充満していました。皆さんに観察していただけなかったのが残念です。ウケザキクンシラン、モンテンジクアオイ、モクセンナ(野外に置かれています)、ブーゲンビリア、ヒギリ、ハマゴウ、フイリタケシマラン、アセローラ、コバノランタナ、アリアケカズラ、イナモリソウ、インドジャボク、ゲンペイイソギク、ハナキリンなど。バナナ、トウガラシ、パパイヤ、バンジロウ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:野外の薬用植物が一斉に花を付けています。普段見ることのできない変わった形の花を楽しくことができます。是非おいで下さい。ウイキョウ、タンジン、ホップ、スペアミント、ミシマサイコ、アマ、ニガヨモギ、ハナスゲ、ジギタリス、ヨモギギク、ズルカマラ、ゼニアオイ、ソバ(赤色)、モナルダ、オレガノ、チクマハッカ、セイヨウメハジキ、コゴメナデシコ、ノコギリソウ、バシクルモン、ツタンカーメンのエンドウ(紫の鞘)、タチジャコウソウ、ナガホノワレモコウ、ヒレハリソウ、ヒヨス、チョウセンアサガオ、クロガラシ、ロシアカンゾウ、ヤマゴボウ、キキョウ、ドクダミ、ゲンノショウコ、アマチャ、ヨロイグサ、クララ、オオグルマ、カノコソウ、スイカズラ、セイヨウアカネ、セネガ、タイリンウツボグサ、ウツボグサ、コウホネ、キササゲなど。

北方系生態観察園:園内は上を向いて歩いてみましょう。クリ、シナノキ、オオバボダイジュの花が高いところに見ることができます。ノリウツギの白い花、エゾニワトコの赤い実、オオカメノキ、サルナシの緑の実も見ることができます。園内は木々が繁り、日の届かない散策路はこれからの季節、暑さを凌ぐには最高です。虫が多くなってきましたが、温室に虫除けスプレーを用意してありますのでご利用下さい。コクリュウ、エゾウコギ、ヨツバヒヨロリ、オオウバユリ、イケマ、サラシナショウマ、ガクアジサイ、クルマユリ、トリアシショウマ、イチヤクソウ、キツリブネ、ヤブハギ、ウドなど。少し時期はずれになるかもしれませんが、ギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキなどの残りがみられるかもしれません。また、マタタビの銀色の葉が朝日に輝いていました。

このページの一番上へ


2004年 7月

○ 薬草園だより

 第18回薬草園を見る会が5月20日(日)に開催され、300名以上の一般市民、50名以上のオープンキャンパスの参加者達が薬用植物園を訪問され、午後5時過ぎまでおお賑わいでした。
 今年は昨年より5日ほど遅く薬草園を見る会が開催されたことと、昨年より5月に入ってから高温であったためか、沢山の薬用植物の花を楽しむことができました。森も林もまた街路樹の一部も真っ白になっていますが、ニセアカシアの雨の時期も近そうです。今年もその月内で見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。

温室:5月の末から温室の花は極端に少なくなります。野外をお楽しみください。ウケザキクンシラン、モンテンジクアオイ、ネコノヒゲ、ブーゲンビリア、ハナキリン、キダチノイヌホウズキ、ヒギリ、モクセンナ、コバノランタナ、アリアケカズラ、ハイビスカスなど。バナナ、トウガラシ、パパイヤ、バンジロウ、イヌビワなどの果実、液果などが見られます。

薬草園:シャクヤクが5月20日で満開でした。薬草園は5月に次いで花の多い季節です。立派な藤棚が設置され、まだ小さいですが、3本の藤が植えられました。将来が楽しみです。是非おいで下さい。ツルニチニチソウ、サルビア、コゴメナデシコ、ノコギリソウ、ウスベニアオイ、チクマハッカ、ゲンチアナ、ツキヌキニンドウ、ニシキギ、ヒレハリソウ、ヒメウイキョウ、ドクニンジン、タチジャコウソウ、ヤマゴボウ、アマチャ、セルピルムソウ、オオグルマ、カノコソウ、セイヨウカノコソウ、ムラサキ、エゾノレンリソウ、バシクルモン、ニガヨモギ、ホップ、ドクダミ、トウキなど。

北方系生態観察園:園内のニセアカシアが5月20日に満開でした。また、園内は木々が繁り、日の届かない散策路はこれからの季節、暑さを凌ぐには最高です。虫が多くなってきましたが、温室に虫除けスプレーを用意してありますのでご利用下さい。ゴトウズル(ツルアジサイ)、チクセツニンジン、サルナシ、ヤマブドウ、ノリウツギ、ハリギリ、ルイヨウボタンなど。ホウノキの大きな花、今年は6月5日〜15日頃が見ごろでした。来年はお見逃しないように。

このページの一番上へ


2004年 6月

○ 薬草園だより

→5月19日早朝に当別小学校の児童118名が遠足で薬草園を訪れるとのことで準備のため温室、薬草園、北方系生態観察園を散策してみた。温室には582鉢、270種の植物が入れられているが、殆どの鉢に名札が整備されたので個人での見学が楽しめるようになったことと思います。薬草園は150マス殆どの植物が発芽し、雪解けとともに開花するタツタソウ、クリスマスローズ、オウレンなど既に花が終わった物もあります。北方系生態観察園は日増しに木々が繁り、うっそうとした様相となり、下草も背丈の大きなオオハナウド、エゾニュウ、バイケイソウ、オオウバユリなどに覆われはじめています。しかし、草陰にフデリンドウのような小さな満開の花を見つける感激があります。今年もその月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:マダガスカル・ジャスミンは花期が長く今も白い美しい花を付け、すてきな芳香を放っています。是非おいで下さい。ガクメンバイモ、フイリヤマブキ、ゲンペイギク、ニオイテンジクアオイ、ギンソウカ、クンシラン、ベニベンケイ、ブル− サルビア、リクチワタ、キダチトウガラシ、モンテンジクアオイ、ハナキリン、オクラ、テイカカズラ、ギンリュウ、リュホウボク、アリアケカズラ、ブーゲンビリア、ゲッキツ、トウガラシ(花)、ランタナ(シチヘンゲ)、ネコノヒゲ(クミスクチン)、コバノランタナ(年中)、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など花が楽しめそうです。また、パッションフルーツ、バンジロウ、バナナ、パイナップル、コヒーノキ、トウガラシ、モモなどの果実、液果が見られそうです。
薬草園:殆どの薬用植物が芽吹いてきました。アミガサユリ、モクレン、キバナイカリソウ、セイヨウサクラソウ、バイカイカリソウ、レンギョウ、ツルニチニチソウは5月19日現在満開でした。アセビ、アマドコロ、アルニカ、イチハツ、イブキジャコウソウ、エゾノレンリソウ、カノコソウ、カミツレ、クマコケモモ、クロミノウグイスカズラ、コウライテンナンショウ、ゴミシ、サルビア、ジギタリス、シャクヤク、スズラン、セネガ、ツキヌキニンドウ、ナツグミ、ニオイイリス、バシクルモン、ハスカップ、ハマナシ、ハマボウフウ、ヒメウイキョウ、ヒメツルニチニチソウ、ヒレハリソウ、ホウノキ、ボケ、ボタン、ポドフィルム、ムラサキ、ムラサキイリス、ワサビダイコンなどの花をご期待下さい。
北方系生態観察園:ネコノメソウ、レンプクソウ、ヒトリシズカ、フデリンドウ、ノビネチドリ、オオカメノキイタヤカエデ、セイヨウカタクリは5月19日現在満開でした。ルイヨウボタン、クルマバツクバネソウ、キツリフネ、サルメンエビネ、チクセツニンジン、マシャクヤク、キツネノボタン、カラマツソウ、ルイヨウショウマ、コンロンソウ、シャク、オオハナウド、オオバコ、ヘラオオバコ、クルマバソウ、ホウノキ、バイケイソウ、マイズルソウ、ノリウツギなどの花が見られそうです。

このページの一番上へ


2004年 5月

○ 薬草園だより

→4 月23 日早朝に雪が消えた薬用植物園と沢に少し雪を残す北方系生態観察園を散策してみた。特に山草が芽吹いた北方系生態観察園は黄色のナニワズ、紫を主に様々な変化にとんだ色の花を楽しませてくれるエゾエンゴサクが花盛りです。可憐なカタクリもゴールデンウィークあたりまでが見ごろと思われます。沢沿いには、黄色のエゾノリュウキンカ、ミズバショウも今が見ごろです。木々が芽吹く前に小鳥のさえずりを耳に散策を楽しんで下さい。遊歩道沿いにはギョウジャニンニクなども芽を出していますが、園内の植物は訪れる皆様の財産です。くれぐれも採取はしないで下さい。今年もその月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
薬草園:殆どの薬用植物が芽吹いてきました。様々な色の新芽が楽しめます。オウレン、アミガサユリ、フクジュソウ、クリスマスロ−ズが花盛りです。月内には、モクレン、キバナイカリソウ、セイヨウサクラソウ、バイカイカリソウ、レンギョウなどの花が見られそうです。
北方系生態観察園:山草の花の一番美しい季節です。スハマソウ、ナニワズ、セイヨウカタクリ(黄色の花)、フクジュソウ、ユキノシタ、カタクリ、ミズバショウ、エゾノリュウキンカ、ザゼンソウ、ニリンソウ、ヒメイチゲ、ミヤマタチツボスミレ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、フッキソウなどの花が次々咲き乱れます。コタニワタリ、リョウメンシダなどの緑をバックにナニワズ、エゾエンゴサク、カタクリの咲き乱れは絵になります。
温室:温室内も花の多い季節を迎えています。現在、温室には270種の植物が育てられています。クチナシ、マダガスカル・ジャスミンが白い美しい花を付け、すてきな芳香を放っています。是非おいで下さい。ガクメンバイモ、フイリヤマブキ、ニオイテンジクアオイ、ギンソウカ、クンシラン、ベニベンケイ、ブル−サルビア、ベニバナワタ、モンテンジクアオイ、ハナキリン、パッションフル−ツ、オクラ、テイカカズラ、ダイウイキョウ、ヒメノウゼンカズラ、アセンヤクノキ、ギンリュウ、アセロ−ラ、ヒギリ、ブーゲンビリア、ゲッキツ、トウガラシ(花)、ランタナ(シチヘンゲ)、ネコノヒゲ(クミスクチン)、バンジロウ(実)、コバノランタナ(年中)、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)

このページの一番上へ


2004年 4月

○ 薬草園花だより

→日早朝に固まった雪の上を渡って北方系生態観察園を散策してみた。雪解け水が流れを作り、ミズバショウが雪を背に芽吹いていました。冬芽が膨らんだネコヤナギ、モクレン、また日当たりの良い斜面ではフキノトウも顔を出していました。ケヤマハンノキは今が花盛りのごとく褐色になった果実を沢山残していました。秋には気付かなかったニセアカシヤの果実も見られます。今月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。
温室:ガクメンバイモ、フイリヤマブキ、マンネンロウ、ベニベンケイ、モンテンジクアオイ、ハナキリン、ハマゴウ、テイカカズラ、ダイウイキョウ、アセンヤクノキ、クロトン、コダタラベンケイ、ムラサキオモト、ギンリュウ、アセロ−ラ、コーヒノキ、ブーゲンビリア、ゲッキツ、トウガラシ(花)、ランタナ(シチヘンゲ)、マダガスカル・ジャスミン、ネコノヒゲ(クミスクチン)、バンジロウ(花と実)、コバノランタナ(年中)、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など花の多い季節
薬草園:月末にはアミガサユリ、キバナイカリソウ、セイヨウサクラソウ、バイカイカリソウ、レンギョウなどの花が見られそうです。
北方系生態観察園:雪解けとともにフクジュソウ、スノ−ドロップ、ユキノシタ、カタクリ、ミズバショウ、エゾノリュウキンカ、ザゼンソウ、ニリンソウ、クルマバツクバネソウ、ヒメイチゲ、ミヤマタチツボスミレ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、フッキソウなどの花が次々咲き乱れ、きれいな季節を迎えます。

このページの一番上へ


2004年 3月

○ 薬草園花だより

→日増しに日照時間も長くなり、また、日差しも強くなってきています。晴天の日の温室内は,汗ばむ陽気となっています。3月はかなり多くの花が楽しめそうです。春の陽気を楽しみながら温室までおいで下さい。
その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度の
ため、適切な情報をメール(sekizaki) などでお寄せください。
温室:ヤブツバキ(玄関フードに置かれ,沢山の蕾を付けています),モンテンジクアオイ,カランコエ類,シンビジュム類,クミスクチン,ブーゲンビリア(イカダカズラ),キンギンソウ,シンロカイ,インドジャボク,ミッキーマウスノキ,ダイウイキョウ,クスノキ,クロトン,ギンネム,デンドロビュム類,コショウノキ,カトレヤ類,ハナキリン,ヘリオトロープ,マンジェリコン,アセンヤクノキ,セイロンベンケイ,ギンリョウ,イワギク,ムラサキオモト,コダカラベンケイ,グァバ,トウワタ(年中),ニチニチソウ(年中),ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など.また,コーヒーノキ,イヌビワ,ザクロ,キンカン,グァバ,パパイヤ,トウガラシの果実,液果がみられます.マメズタ,フウラン,ビカクシダ,タマシダ,クワレシダ,オオタニワタリなどの南方のシダ類もお楽しみ下さい。

このページの一番上へ


2004年 2月

◎ 薬草園花だより

→今年の1 月は、例年になく雪が少なく、気温も高めに経過しました。また、日中は日照に恵まれ温室内は比較的温度が高くなっていましたので、植物も元気に成長しています。2 月はかなり多くの花が楽しめそうです。外の冷たい空気を楽しみながら温室までおいで下さい。
その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール(sekizaki) などでお寄せください。
温室:ヤブツバキ,モンテンジクアオイ,カランコエ類、ハマゴウ,インドジャボク,イワチドリ,デンドロビュム類,コショウノキ,カトレヤ類,ハナキリン,ヘリオロープ,マンジェリコン,アセンヤクノキ,シンロカイ,モモ,セイロンベンケイソウ,ムラサキオモト,コダカラベンケイ,マイハギ,シンビジュム類、ブーゲンビレア(イカダカズラ),トウワタ(年中),ニチニチソウ(年中),ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また,コーヒーノキ,イヌビワ,シマバナナ,キンカン,パパイヤ,ビンロウジュ,トウガラシの果実,液果がみられます.ビカクシダ,タマシダ,クワレシダ,オオタニワタリなどの南方のシダ類もお楽しみ下さい。

このページの一番上へ


2004年 1月

○ 薬草園花だより

→新年明けましておめでとうございます。今年も薬草園をよろしくお願いいたします。温室は比較的低温で管理する予定になっていますので、花の楽しみが少ないかもしれません。しかし、温室のホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/) が12月初旬に更新されて公開されました。是非アクセスしてお楽しみ下さい。
その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール(sekizaki) などでお寄せください。
温室:モンテンジクアオイ,モクセンナ、インドジャボク,カトレヤ類,ハナキリン,マンジェリコン,アセンヤク,シオギク,クロトン,ムラサキオモト,ゲッキツ,コダカラベンケイ、シンビジュム類、ブーゲンビレア(イカダカズラ)、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、コーヒーノキ,イヌビワ,シマバナナ,キンカン、パパイヤ、バンジロウ,トウガラシの果実、液果がみられます。タマシダ,クワレシダ,オオタニワタリなどの南方のシダ類もお楽しみ下さい。

このページの一番上へ


2003年12月

○ 薬草園花だより

→銀世界の季節を迎えます.薬草園,北方系生態観察園は春までお休みです。冬を迎え,南方系の植物が全部温室に戻りました。緑のオアシス,温室をお楽しみ下さい。
5 月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。
その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のた
め、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:ヤブツバキ,モクセンナ、アセンヤクノキ,コショウノキ,ハナキリン,ビンロウジュ,アロエベラ,シオギク,コショウノキ,アリアケカズラ,ザクロ,クチナシ,ゲッキツ,チャノキ,トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、コーヒー ノキ,イヌビワ,シマバナナ,キンカン、パパイヤ、パイナップル,センリョウ,トウガラシ,ペルーノトウガラシの果実、液果がみられます.タマシダ,クワレシダ,オオタニワタリなどの南方のシダ類もお楽しみ下さい。

このページの一番上へ


2003年11月

○ 薬草園花だより

→北方系生態観察園では降雪までの間,残っている草の実,木の実が楽しめそうです。また,冬芽を観察しては如何ですか。薬草園は春までお休みです。
 5 月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:モクセンナ、ギンネム,アセンヤクノキ,ペルーノトウガラシ,バンジロウ,ワタ,クミスクチン,ザクロ,クチナシ,ゲッキツ,ハマゴウ,トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、シマバナナ,キンカン、パパイヤ、ランタナ,トウガラシ,ペルーノトウガラシの果実、液果がみられます。

このページの一番上へ


2003年10月

○ 薬草園花だより
 花は少なくなりますが,紅葉,草の実,木の実が楽しめそうです。
→5 月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:モクセンナ、モンテンジクアオイ、ハナキリン、クミスクチン,コダカラベンケイ,ビンロウジュ,アキノワスレグサ,ザクロ,トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、シマバナナ,キンカン、パパイヤ、トウガラシ,マンリョウ,みかんの果実、液果がみられます。
薬草園:ピンピネラ,ウイキョウ,スペアミント,ワレモコウ,ハナトリカブト,ナガバジャノヒゲ,アカバナムシヨケギク,イヌサフラン,シオン,ヒキオコシなど.また,チョウセンゴミシアケビ,ミツバアケビ,マイカイ,ハンザ,チョウセンニンジン,ニガキ,キハダ,アキグミなどの実がみられます。
北方系生態観察園:落ち葉の季節を迎えます。シマカンギク,コウリンタンポポ,ハチジョウナ,アキカラマツ,オオヨモギ,イヌタデ,エゾゴマナなど.また,オオカメノキ,オオアマドコロ,サルナシ,スズランなどの実がみられます。

このページの一番上へ


2003年9月

◎薬草園花だより

→冷夏でしたので9月にも多くの花が楽しめそうです。
 5 月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内しています。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール(sekizaki) などでお寄せください。
温室:アリアケカズラ,モクセンナ,モンテンジクアオイ,ハナキリン,マダガスカル・ジャスミン,トウワタ(年中),ニチニチソウ(年中),ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、アセローラ,シマバナナ,キンカン,マンゴー,モモ,トウガラシ,マンリョウ,みかんの果実,液果がみられます。
薬草園:ウイキョウ,ボウフウ,ミシマサイコ,ハッカ,ヨモギギク,モナルダ,ツリガネニンジン,オケラ,フジバカマ,ホソバトリカブト,コガネバナ,モリアザミ,キバナオウギ,ヤマゴボウ,ムクゲ,アメリカノウゼンカズラ,キササゲ,ウド,ワレモコウ,ムラサキなど.また,ズルカマラ,ゲンペイモモ,チョウセンニンジン,ゴミシ,アケビ,ミツバアケビ,ツカンカーメンのエンドウ,マイカイ,ハンザの実がみられます。
北方系生態観察園:イラクサ,イヌタデ,チドメグサ,エゾアカバナ,エゾノギシギシ,ヘラオオバコ,イヌホウズキ,ネジバナ,ムラサキツユクサ,ウツボグサ,ヨツバヒヨドリ,セイタカアワダチソウ,ヤマユリ,オタカラコウ,オニユリ,オオヨモギ,サラシナショウマ,ツルニンジン,ハナタデ,イヌタデ,ヌスビトハギ,アキカラマツ,ハチジョウナ,エゾノコンギク,エゾリンドウ,キツリブネ,エゾミソハギ,アレチマツヨイグサ,ヨブスマソウ,アブラガヤなど。また,オオカメノキ,トチバニンジン,ルイヨウショウマなどの色付いた実がみられます。

このページの一番上へ


2003年8月

○ 薬草園花だより

 7月が低温でしたので8月にも多くの花が楽しめそうです。
 5月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、北方系生態観察園に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者
のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。

温室:ナンテン,アセローラ,アリアケカズラ、モクセンナ、モンテンジクアオイ、ヒギリ、ハナキリン、マ
ダガスカル・ジャスミン、シマバナナ,モンパノキ,トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、キンカン、マンゴー、パパイヤ、モモ、トウガラシ,マンリョウ,みかんの果実、液果がみられます。

薬草園:アマ,アマチャ、ウスベニアオイ,カノコソウ、ガレガソウ、キキョウ、キバナノコギリソウ,クロガラシ,サボンソウ、セイヨウノコギリソウ、チョウセンアサガオ、ジギタリス、タンジン,ズルカマラ,ヨモギギク,ツキヌキニンドウ、ハナスゲ、ヒソップ、ビロードアオイ,キササゲ,ナツグミが赤い実を付けています。
北方系生態観察園:サルナシ(コクワ)、イラクサ,イヌタデ,オオイタドリ,サラシナショウマ,クルマユリ,ウド,オオカサモチ,ギンリョウソウ,ヘラオオバコ,アマチャズル,ヨツバヒヨドリ,アザミ,ブタナ,バイケイソウ,オオウバユリ,ネジバナ,シナノキ,タラノキ,ハリギリ、クマイザサなど.樹木の葉が繁った日陰の薄暗い道は、風が通って暑い日も別世界です。

このページの一番上へ


2003年7月

○ 薬草園花だより −ラベンダーの香る季節です−

 5 月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、裏山散策路に分けてご案内いたします。その年の気
候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報
をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:アリアケカズラ、モクセンナ、モンテンジクアオイ、ヒギリ、クミスクチン(紫花)、ハナキリン、マダガ
スカル・ジャスミン、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、
クダモノトケイソウ、マンゴー、パパイヤ、モモ、トウガラシの果実、液果がみられます。
薬草園:アマチャ、ウイキョウ、ウツボグサ、エゾウコギ、エゾノヨロイグサ、オニドコロ、カノコソウ、ガレガ
ソウ、キキョウ、キバナオウギ、ゲンチアナ、コガネバナ、サボンソウ、セイヨウノコギリソウ、セルピルムソウ、
チョウセンアサガオ、ジギタリス、トウキ、ドクダミ、ツキヌキニンドウ、ニガヨモギ、ニシキギ、ミシマサイコ、
ムラサキ、ハナスゲ、ヒソップ、ビロードアオイ、モッコウ、ホップ、ヤマゴボウ、レモンバーム、ローマカミツレ
など花の多い季節。
裏山散策路:ゴトウズル(ツルアジサイ)、チクセツニンジン、ニセアカシヤ、サルナシ、ヤマブドウ、シャク、
オオハナウド、ヤブジラミ、ノリウウギ、タラノキ、ハリギリ、ルイヨウボタン、クマイザサなど花は少なくなりま
すが樹木の葉が繁った日陰の薄暗い道は、風が通って暑い日も別世界です。

このページの一番上へ


2003年6月

○ 薬草園花だより
 5月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、裏山散策路に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:モンテンジクアオイ、ハナキリン、ヒギリ、ゲットウ、クミスクチン(2月末から咲いています)、マダガスカル・ジャスミン、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など。また、マンゴー、パパイヤ、モモ、トウガラシの果実、液果がみられます
薬草園:アセビ、アマドコロ、アルニカ、イチハツ、イブキジャコウソウ、エゾノレンリソウ、カノコソウ、カミツレ、クマコケモモ、クロミノウグイスカズラ、ゲンペイモモ、コウライテンナンショウ、ゴミシ、サルビア、ジギタリス、シャクヤク、スズラン、セネガ、ツキヌキニンドウ、ツルニチニチソウ、ナツグミ、ニオイイリス、バシクルモン、ハスカップ、ハマナシ、ハマボウフウ、ヒメウイキョウ、ヒメツルニチニチソウ、ヒレハリソウ、ホウノキ、ボケ、ボタン、ポドフィルム、ムラサキ、ムラサキイリス、ワサビダイコンなど花の多い季節
裏山散策路:ネコノメソウ(5月初旬より咲いています)、ヒトリシズカ(5初旬より咲いています)、ルイヨウボタン、フデリンドウ、ノビネチドリ、キツリフネ、サルメンエビネ、チクセツニンジン、ヤマシャクヤク、キツネノボタン、カラマツソウ、ルイヨウショウマ、コンロンソウ、シャク、オオハナウド、オオバコ、ヘラオオバコ、クルマバソウ、ホウノキ、バイケイソウ、マイズルソウ、ノリウツギ、クマイザサなど

このページの一番上へ


2003年5月

○ 薬草園花だより
→今月からは、その月内に見られるであろう花を温室、薬草園、裏山散策路に分けてご案内いたします。その年の気候によってずれがあるかもしれませんが、読者のご期待に添うことができれば幸いです。次年度のため、適切な情報をメール (sekizaki) などでお寄せください。
温室:テイカカズラ、バニラ、キンカン、コーヒノキ、ブーゲンビリア、アセロラ、ランタナ(シチヘンゲ)、マダガスカル・ジャスミン、サンショウ、トウワタ(年中)、ニチニチソウ(年中)、ハイビスカス(ブッソウゲ)(年中)など花の多い季節
薬草園:アミガサユリ、ウド、カラダイオウ、キバナイカリソウ、セイヨウサクラソウ、バイカイカリソウ、レンギョウなど
裏山散策路:エゾエンゴサク、カタクリ、ミズバショウ、エゾノリュウキンカ、ザゼンソウ、エンレイソウ、ニリンソウ、クルマバツクバネソウ、ヒメイチゲ、ミヤマタチツボスミレ、フッキソウなど

このページの一番上へ