研修プログラム開催報告

◎第3回将来ビジョン講座 開催報告

 令和1年6月11日、阪神調剤ホールディンググループ有限会社アップル薬局/熊本大学薬学部臨床教授の山本雄一郎先生をお招きして北海道医療大学第3回将来ビジョン講座が開催されました。題目は「北海道医療大学にソクラテスがやってきた~最高の患者ケアを目指す『実践薬歴』講座~」としてこれまで先生に寄せられた質問や疑問を集約して、主に薬剤師の服薬指導記録の考え方と書き方についてご講演いただきました。その内容として①Problem Oriented SystemすなわちPOSの定義とそれに対する考え方、②POSを踏まえたSOAP形式の薬歴の書き方、③SOAPの各項目特にO(客観的情報)の抽出の仕方について述べられました。具体的にはプロブレムを問題として「誤訳」して薬歴記載のための理由の粗探しをしないこと、O情報として検査値や処方内容にこだわり過ぎずにアセスメントのための判断材料をO情報として抽出してみるとよいということなど実践的なアドバイスを述べられていました。患者のケアのために薬歴が存在するという前提の考え方から薬歴作成という業務に取り組むことが肝要であり、それを薬歴で表現するための方法を簡潔に理解できる内容となっていました。
 本講演には60名の方にご参加いただきました。参加者ほぼ全員から役に立ったとのご回答いただきました。その他以下のような多数のご意見が寄せられました。

~アンケートより~
  • ◎DO患者の薬歴が書けないと思っていたが、アプローチの仕方がわかった気がする。
  • ◎O情報の考え方がまとまりました。
  • ◎SOAPについては目からウロコでした。
  • ◎服薬指導の文書を書く時、患者に話しに行く前にカルテ等から情報を得る時の視点が同じになりがちの所、視点の幅を広げるのに役立った。
  • ◎”O”の認識 あらためました!!
  • ◎1年後の自らの薬歴の書き方を考える機会になった!
  • ◎具体例を通して、考え方(SOAP思考)にいついて理解できた。
  • ◎薬剤師の具体的なやるべきことが見えたと思う。
  • ◎まだ自分の中でSOAPの書き方が定まってなかった。今回の講演で学んだことを今後に生かしたいと思います。
  • ◎薬歴とSOAP、薬識などが僕の中でつながった気がした。