研修プログラム開催報告

 3月5日(日)実施の市民公開講座「お薬ミーティング 気軽に相談できるかかりつけ薬剤師活用術<その1>」が薬事日報(平成29年3月24日)に掲載されました。

◎第1回市民公開講座 開催報告

 平成29年3月5日(日)、紀伊国屋書店インナーガーデンにて、北海道医療大学薬剤師支援センター市民公開講座「お薬ミーティング」を開催しました。「気軽に相談できるかかりつけ薬剤師活用術(その1)」と題し、本講座担当の桂 正俊先生から3テーマについて参加者に解説がありました。各テーマの解説に先駆け「薬局でよくあるシーン」を再現した寸劇を行い、来場された参加者の誰もが「うんうん」と頷きながらその様子に共感していました。
 テーマ1:「お薬手帳」
 ここでは桂 正俊先生本人のお薬手帳活用法を例に、検査値や受診時の様子の記載を勧め、自分の身体を自ら守る策をお伝えしました。災害や事故など緊急時にも役立つツールであることを再確認しました。また、調剤報酬体系の変化により、「お薬手帳を持参すると自己負担額が小さくなる」という利用者側のメリットについても改めて紹介されました。
 テーマ2:「ジェネリック医薬品」
 基本的なジェネリック医薬品製造の仕組みから、先発品と比較した品質の違いなどについて解説しました。「安いから悪い薬」と思い込みがちな日本人の誤解を解き、安全に服用できることをPRしました。相互扶助である医療制度を崩壊させないよう、ジェネリック医薬品の重要性についてお伝えしました。
 テーマ3「かかりつけ薬剤師」
 自分が一番に信頼できる薬剤師を見つけ、薬のことはもちろん、日々の体調管理や健康相談を薬局で相談するという、かかりつけ薬剤師の役割について解説しました。かかりつけ薬剤師を選択することのメリット、選択できる薬剤師の質など、新制度の利用方法をお伝えしました。かかりつけ薬剤師についてはその後の質問コーナーでも「指名した薬剤師が異動した場合はどうしたらいいのか」「選べる薬剤師がいないときにはどうするのか」など、積極的に「かかりつけ薬剤師」を利用しようとする質問が挙げられ、薬剤師に対する期待が垣間見えました。
 さらに、薬に関する書籍について、活用法と常に最新版を用意しておくことが重要であることの注意点についても、経験から得られた事象について述べられました。
 公開講座終了後には会場に残った市民から不眠症治療薬の使用方法やジェネリック医薬品に対する不安などの相談を受け、普段の薬局では聞けなかったという声も聞こえました。聴講している市民の皆様の真剣な眼差しから、薬剤師への期待をひしひしと感じる反面、同様に外来業務に忙殺され、薬局利用者の声に耳を傾けられていない日常を反省する機会になりました。
 今後、北海道医療大学薬剤師支援センター市民公開講座「お薬ミーティング」はテーマを変え継続して開催していくとともに、他の地域での開催なども考えております。

~アンケートより~
  • ◎新薬とジェネリックの扱いについてよくわかった。
  • ◎最新の話が聞けて良かった。
  • ◎お薬手帳はもっと大切に扱うべきだと思いました。
  • ◎かかりつけ薬剤師の事を知らなかったので役に立った。