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概要 |
地球に存在する多くの動植物、微生物、鉱物などの天然物の中から、人類にとって薬となる有益なものが長い年月をかけて選び抜かれ生薬(しょうやく)が構成された。その多くは漢方薬原料や医薬化合物原料、あるいは医薬品開発のシーズ資源として利用されている。また一部には食品や香辛料などとして人々の生活の中に深く取り込まれている。生薬学はこれらの天然物資源に関わる現象、文化に携わる学問である。当生薬学研究室では、とくに生薬となる「薬用植物」を主なターゲットとしている。薬用植物に関与する生薬学においては、植物学、有機化学、分析化学、薬理学、植物生理学、分子生物学、育種学など様々な分野にわたる総合研究が必要となり、研究領域も多岐にわたっている。当研究室では、「生薬の品質評価(薬用植物の多様性)に関する研究」、「薬用植物の新規活性成分の探索に関する研究」、「フィールドワークを中心とした薬用資源に関する研究」などのテーマに取り組んでいる。 |
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研究室配属 |
薬学部4年生時から研究室に配属される。5、6年生時に総合薬学研究(卒業研究)を実施する。 |
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スタッフ |
准教授 高上馬 希重 (Kojoma Mareshige) |
助教 金 尚永 (Kim Sang-Yong) |
助教 野口 由香里 (Noguchi Yukari) (居室:薬用植物園) |
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