北海道医療大学の教育・研究

文部科学省に採択となった本学の新しい取り組み


大学院薬学研究科

文部科学省「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」(平成18年度選定)

「臨界期ストレスと脳の発育障害:分子基盤の解明と治療戦略への応用」

研究目的

本研究課題は、幼児の心身の発達に影響を及ぼすと言われる母子を取り巻くさまざまなストレス因子の解析を行うとともに、これらに応答して成長後に発現する情動障害の可能性を、幼若期ストレス負荷動物を用いて、神経機構の発達時期との観点から時空間的に追求することによって、ストレス性精神疾患の病因・病態を神経科学、免疫学、分子生物学レベルで明らかにすることを目的としています。

1996年度よりスタートしたこの事業の目的は、私立大学の大学院研究科、研究所の中からハイテク・リサーチ・センターを選定し、最先端の研究開発プロジェクトの実施に必要な施設、研究装置、研究設備、研究費・研究スタッフに対する総合的な支援を行うというもの。主な研究対象は、社会的要請の強い分野であって、理工・情報技術系および生物・医歯系分野のものです。本学では、1998年度に薬学研究科ならびに歯学研究科の研究開発プロジェクト2件が採択され、5年間にわたって先端的な研究を推進しました。