歯科医学・歯科医療に『夢』はないのでしょうか。
  読売新聞4月18日夕刊に、「私立歯大6割定員割れ」と題する記事が掲載されました。
大幅入学者割れの私立歯科大学の状況について、大手予備校のコメントを引いて「歯科医師の過剰感」「歯科医師としての所得減」「高額な学費」などを指摘する一方で、超高齢社会の中で生活の質の向上に果たすべき歯科医療の重要性についても述べた記事となっています。
 いうまでも無く、歯科医師の役割は口腔衛生・保健の専門家として広く国民の健康福祉増進に寄与することにあります。本学歯学部ではいち早くその視点に立って、顎・口腔系の疾患を全身所見から捉えることのできる歯科医師養成教育を展開してきています。さらに、薬学部、看護福祉学部、心理科学部の教員の力も加えて、心身両面から適切なサポートができる歯科医師養成カリキュラムを設定しています。
 我が国は高齢社会に向かって確実に進んでいます。記事が指摘しているように「生活の質に大きくかかわる」歯科医師や歯科医療の重要性はさらに高まっていきます。また、口腔のケアを必要とする人々も増加していきます。
 歯科医療の未来は決して暗いものではなく、むしろ再生歯科医学の進展など、新しい分野がどんどん切り拓かれてきています。歯科医学を志すみなさんには、大きな夢と希望を持ち続けてほしいと思います。

                                           歯学部長 有末 眞
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