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2009年度「地域格差のない医療情報提供のための
薬剤師・看護師教育プログラム」が終了しました。

 文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」として図書館が取り組む「地域格差のない医療情報提供のための薬剤師・看護師教育プログラム」は、本年6月に開講し、当初の定員30名を大幅に上回る76名(薬剤師23名、看護師53名)が受講しました。プログラムが終了した11月、所定のプログラムを終えた受講者へ修了証書が授与されました。

 当プログラム事業のコア・コンセプトは地域医療の活性化であり、そのためには臨床現場の薬剤師や看護師が、住民に正確な医療情報を提供する上で必要とする@情報収集のための知識・技術、A入手情報の質の評価、B最新の情報に基づく患者教育を身につけることを目標としています。プログラム受講者は、札幌(本学サテライトキャンパス/ACU)、北見(日本赤十字北海道看護大学キャンパス)両会場における対面授業の他、DVD(e-learning)で学び、特にLearning Management System(LMS)を活用したコミュニケーションボードは、遠隔地で学ぶ受講生にとって、講師とのコミュニケーションのために効果的に活用することができました。当プログラムで習得した知識やスキルは、パソコン活用法、文献情報検索、入手した情報の質の評価、患者教育法、また、「生活習慣病」、「感染症」、「メンタルヘルス」、「がん」の専門知識です。さらに、専門分野別プログラムのワークショップは、臨床現場のチーム医療に生かすことを目的に、薬剤師・看護師の異職種間コミュニケーションの場として企画しました。

 受講後のアンケートには、「来年も専門分野を受講したい」、「文献検索が日常業務や臨床に役立っている」、「学会発表にパソコンを活用することができた」、「講義の他、患者さん、患者さんの家族との意見交換の場があり、実践的に学ぶことが出来た」など、多数のメッセージをいただきました。最終プログラムは2010年6月からスタートする予定です。