薬理学分野講義内容
薬理学分野講義内容
当分野の現在の教育活動を紹介いたします。
【教育活動】
歯科薬理学講義 第3学年前後期
歯科薬理学実習 第3学年前後期
臨床基礎学 第5学年後期
歯科医学総合講義Ⅱ 第6学年前後期
近年、歯科臨床の 高度化・多様化に伴い、薬についての基本的な知識を習得することは歯科医師にとって大変重要になっています。
講義では、歯科治療で使われる薬物ばかりでなく、中枢神経作用薬、末梢神経作用薬、循環器作用薬などの広範な薬物の薬理作用、作用機序、臨床応用を学習します。さらに薬の作用様式、薬物体内動態、生体内情報伝達の基本を学びます。薬の作用は生体分子(受容体やイオンチャネルなど)と薬との相互作用として理解されるようになりました。すなわち分子レベルで薬の作用が解明されつつあります。これらの最新情報をも講義に反映させ、薬理学のおもしろさを学生に伝えたいと思います。講義は東城教授、谷村准教授、森田講師、根津講師が担当します。
生きた動物や摘出臓器を使って、薬の作用を実際に学生の目で確かめ、講義で学んだ内容を正しく理解することを目的に行われます。主な実習項目は以下の通りです。講義は東城教授、谷村准教授、森田講師、根津講師が担当します。
1)熱板法による鎮痛薬の検定
2)局所麻酔薬の検定
3)吸入麻酔薬の作用
4)唾液分泌に対する自律神経薬の作用
5)摘出腹直筋に対するアセチルコリンの作用
6)腸管収縮に対する薬物の作用(マグヌス法)
7)フルオレセインの体内動態
【臨床基礎学 第5学年後期】
3学年で学んだ薬理学講義を基礎にして、人体における薬の作用と体内動態(臨床薬理学)を学習します。医薬品開発の概要を学び、薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)、薬の副作用・相互作用の原因や実例を、できるだけ臨床から得られた知見に基づいて講義します。以上は東城教授が担当します。さらに谷村准教授が抗炎症薬、抗菌薬について歯科臨床と関連づけて講義をします。
【臨床基礎学 第5学年後期】
国家試験出題基準の薬物療法総論に沿って、薬理学のポイントを講義します。さらに過去に出題された卒業試験問題、国家試験問題を解説します。講義は東城 教授と谷村准教授が担当します。