北海道医療大学セミナーⅡ
薬草園を見る会
【定員】 | 200名(申込先着順) |
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【受講料】 | 無料 |
【受付】 | 12:00からP-1講義室前 |
2015年6月20日(土)10:00〜16:30(講演12:30~15:30・見学会10:00~16:30)
開講会場 : 本学(当別キャンパス) ※P-1講義室
〈特別講演〉
14:30〜15:30
病気の予防・治療と食べ物~生薬学の立場から考える~
健康食品への関心が増大する一方で、「フードファディズム」(食べ物が健康に影響を及ぼすことへの過大な思い込み)とでも言うべき現象も拡がっています。食べ物で病気の予防や治療ができるか、伝承薬物、漢方医学の立場から考えます。
水上 元 (高知県立牧野植物園 園長)
みずかみ はじめ/1949年生まれ。京都大学大学院薬学研究科薬学専攻博士課程修了。テキサスA&M大学化学科博士研究員、長崎大学薬学部助手、名古屋市立大学大学院薬学研究科教授を経て14年より現職。専門は、薬用植物学、生薬学。名古屋市立大学名誉教授、日本生薬学会会長。
〈講演〉
12:40〜13:05
天然染料の色と効果の活用
染料作り ~製品化まで 藍3種とアカネ、ムラサキ~
角 寿子(NPO法人アースネットワーク理事長)
すみ ひさこ/1955年生まれ。12年北海道大学科学技術コミュニケーター養成プログラム研修科修了。84年北の藍染織工房設立。07年より、企業の天然染料技術アドヴァイザーを務める。国内外で個展と出品、講習会開催。99、06、08、11.12年、国際天然染料シンポジウムで研究発表、染色実演、招待出品。専門は藍染料の発酵。染織家。天然染料顔料会議事務局長。World Crafts Council Asia-Pacific Region FarEast副代表。
13:05〜13:30
薬用植物・ハーブを利用した化粧品開発の取り組み
圓田 照夫(株式会社粧薬研究所代表取締役)
13:30〜13:55
当別町におけるムラサキ栽培に関する取り組み
安田 雅人(一般社団法人当別新産業活性化センター センター長)
13:55〜14:20
薬用植物の実用生産に向けた栽培研究
佐藤 茂(王子ホールディングス株式会社バイオリソース開発センター医療植物研究室 室長)
10:00〜16:30
薬草園見学
1985年に薬学教育と研究の目的で設立された薬草園を見学します。薬草園の全敷地面積は標本園、栽培園を合わせて3,900m2あります。標本園、栽培園には主に北方系の薬用植物を中心に約190種、温室内に熱帯、亜熱帯性の植物約200種を保有しています。また、薬草園に隣接する北方系生態観察園は、現在までに524種類の植物が自生していることが確認されています。
時間内は薬草園および北方系生態観察園を自由に見学いただけます。ホームページ(http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/)で薬草園の保有する草花を紹介しています。ご覧ください。