主Ⅱ-4北海道医療大学セミナーⅡ
北海道医療大学 同窓会コラボ☆講演会

【参加資格】 医師、歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士、看護師、介護福祉士その他興味のある方
【定員】 200名(申込先着順)
【受講料】 無料

2015年3月14日(土)14:00~17:00

開講会場 : 北海道経済センター

摂食・嚥下障碍に関連するトピックス

摂食・嚥下障害と関連して、2011年8月に日本呼吸器学会から医療・介護関連肺炎という新たなカテゴリーが発表され、2011年の死因順位では肺炎が第3位になりました(確定値)。また、2013年9月の日本摂食・嚥下リハビリテーション学会のシンポジウムでサルコペニアの嚥下障害の診断基準案が発表されました。これらは、いずれも超高齢社会日本を反映したものです。超高齢社会における嚥下障害について皆さんと考えたいと思います。

木下 憲治(本学心理科学部教授)

きのした けんじ/1956年生まれ。北海道大学大学院歯学研究科修了。88年北海道大学歯学部付属病院助手、95年北海道大学歯学部付属病院講師、03年北海道医療大学医療科学センター助教授、07年北海道医療大学個体差医療科学センター准教授、10年より現職。専門は摂食・嚥下障害。


老いても病んでも地域で暮らし続けるために
~医科と歯科、そして多職種が力を合わせればできること〜

高齢社会が進行しつつある今日、年齢を重ねるとともに病いや障害などさまざまな事情を抱えながら生活していく方が増えるとともに、医師と歯科医師、看護師、歯科衛生士が協働する医科歯科連携の重要性が叫ばれています。さらには、歯科口腔領域の課題というとらえ方を超えて、老いても病んでも地域で暮らし続けるために、広く「食」や「コミュニケーション」、「喜び」を支援することが重要だということを強調したいと思います。そのためには、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、そして介護福祉士など、さまざまな専門職による多職種協働を地域で推進していくことが必要不可欠です。我が国の社会保障政策の中心に位置づけられている「地域包括ケア」の理念とその実際についてお話しさせていただきます。

川越 正平(千葉健愛会理事長・あおぞら診療所院長)

かわごえ しょうへい/1966年生まれ。東京医科歯科大学医学部医学科卒業。虎の門病院内科レジデント、血液科医員を経て現職。専門は在宅医療 地域包括ケア。