主Ⅲ-3北海道医療大学セミナーⅢ
「当事者研究」実践講座

【参加資格】 福祉関連職及び関心のある方
【定員】 50名
【受講料】 シリーズ受講料 3,000円(各回:2,000円)

第1回 2014年1月25日(土)13:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

【一部】
当事者研究の可能性

当事者研究の広がりと、研究実践の調査から見えてきた当事者研究の現状と可能性について報告をします。

【二部】
レッツ当事者研究「当事者研究の研究発表会」

統合失調症などを持った人たちが、生活体験を素材に研究テーマを見出し、自らが研究者、専門家のまなざしを持ってその意味や成り立ちを明らかにしていく研究活動-当事者研究が注目されています。昨年に引き続き、統合失調症関連、発達障害関連だけではなく、さまざまな経験を生きる人たちが一堂に会し、研究発表をします。

向谷地 生良(本学看護福祉学部 教授)

むかいやち いくよし/1955年生まれ。北星学園大学卒業。78年浦河赤十字病院医療社会事業部ソーシャルワーカー、01年北星学園大学非常勤講師を経て、03年本学就任。06年より現職。専門は精神障害リハビリテーション メンタルヘルス・ソーシャルワーク。(社福)浦河べてるの家理事。

第2回 2014年2月1日(土)13:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

当事者研究とは何か:
精神障害の概念を変える当事者研究の実践

浦河べてるの家で2001年にはじまった「当事者研究」は、今や全国的な広がりをみせ、各方面から注目を集めています。この講義では、精神障害に関する現在の研究の状況も紹介しながら、当事者研究が精神障害の理解にとってもつ意義について考えていきます。

石原 孝二(東京大学大学院 総合文化研究科准教授)

いしはら こうじ/1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。97年より北海道大学助教授、07年北海道大学大学院文学研究科准教授、08年より現職。専門は科学技術哲学、科学技術倫理学、現象学、精神医学の哲学、当事者研究、障害の哲学。