主Ⅰ北海道医療大学セミナーⅠ
がんと向き合うための基礎知識

【定員】 100名(申込先着順)
【受講料】 無料

第1回 2013年7月6日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

がん研究の進歩 ~原因・診断・治療・予防~

現在もがんはわが国の死亡原因の第1位を占めています。しかしながら、がん研究および医療技術の進歩により、最近のがんの診断や治療には大きな進歩がみられるようになり、がんを完全に克服して健康な社会生活を送っている人も少なくありません。講義では、がんの原因や診断法や治療法および予防法について、最近のトピックも含め、簡単にお話しします。

及川 恒之(本学心理科学部 教科担当教授)

おいかわ つねゆき/1947年生まれ。北海道大学医学部卒業。北海道大学医学部助手・講師、(財)佐々木研究所細胞遺伝部部長、本学教授を経て現職。専門は、がんの分子生物学。

第2回 2013年7月27日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

新薬が発売されるまで ~普通の薬と抗がん薬の違い~

皆さんは、新薬が発売されるまでに、どのような臨床試験(治験)が行われ、評価されているかご存知ですか? この講義では、薬の有効性評価は、糖尿病や高血圧などの薬と抗がん薬では大きく違うこと、治験によって集められる情報の限界について解説します。

小林 道也(本学薬学部教授)

こばやし みちや/1964年生まれ。北海道大学大学院修士課程修了。91年北海道大学医学部附属病院薬剤師、01年本学助教授、11年より教授。専門は、生物薬剤学、医薬品情報学、薬剤疫学。薬学博士。日本医療薬学会指導薬剤師、認定薬剤師。

第3回 2013年9月14日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

癌になって治療を受けますか、なる前に予防しますか?

癌を患うと、手術を受け、放射線治療、抗癌剤による治療を受け、それでも命が助かるのか、不安が付きまといます。日常生活もQOLは低下し、お金のことも考えなければなりません。と考えると「やっぱり予防だな。」という結論になりませんか。私は海外で癌の予防活動を行ってきました。その一端をご紹介し、皆さんと癌との付き合い方について一緒に考えてみたいと思います。「死ぬならやっぱり癌かな?」という結論になってしまうかもしれません。

千葉 逸朗(本学歯学部教授)

ちば いつお/1955年生まれ。北海道大学大学院歯学研究科博士課程修了。米国国立衛生研究所客員研究員、北海道大学助手、JICA短期専門家(スリランカへ派遣)を経て、02年より現職。専門は、口腔衛生学、口腔腫瘍学、分子疫学。

第4回 2013年10月12日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

「緩和ケア」ってどんなケア?

現在、緩和ケアは、がんの治療中かどうかや、入院・外来、在宅療養などの場を問わず、いずれの状況でも受けることができるようになってきています。身近な方やご自身が“がん”になった時に備え、より良い療養生活、ご自分らしい生活を送るために緩和ケアの基礎知識や受け方について考えてみませんか?

兼平 奈美(本学看護福祉学部助教)

かねひら なみ/1978年生まれ。本学大学院看護福祉学研究科がん看護学専攻修了。北海道大学病院看護師、大阪大学医学部附属病院看護師、豊和会札幌病院看護師を経て、現職。専門は、緩和ケア、がん看護。(社)日本看護協会認定緩和ケア認定看護師。