主Ⅱ-1公演は終了しました北海道医療大学セミナーⅡ
薬草園を見る会

【定員】 100名(申込先着順)
【受講料】 無料

2012年6月17日(日)14:00~17:05

開講会場 : 本学(当別キャンパス)

14:00~15:35
テンナンショウ属が語る北海道

中国では薬としても用いられるサトイモ科テンナンショウ属は、日本に約60種類あり、そのうち4種が北海道にあります。それらはどのように進化し、北海道にやってきたのでしょうか。外部形態の特徴や、染色体数、DNAの塩基配列などから調べた結果を話します。

15:35~17:05
薬草園見学

1985年に薬学教育と研究の目的で設立された薬草園・北方系生態観察園を見学します。薬草園の全敷地面積は標本園、栽培園を合わせて3,900㎡あります。標本園、栽培園には主に北方系の薬用植物を中心に約190種、温室内に熱帯、亜熱帯性の植物約200種を保有しています。また、薬草園に隣接する北方系生態観察園は、現在までに524種類の植物が自生していることが確認されています。
時間内は自由に見学でき、教員ならびに学生がみなさまのご質問に答えられるよう待機していますので、遠慮なくお声をおかけください。なお、http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/でも薬草園の保有する草花を紹介しています。ご覧ください。

邑田 仁(東京大学大学院理学系研究科附属植物園教授)

むらた じん/1952年生まれ。75年東京大学理学部卒業、80年東京大学大学院理学系研究科植物学専攻博士課程中退。東京大学理学部助手、講師、助教授、95年東京都立大学理学部教授を経て、99年より現職(小石川植物園勤務)。専門は植物分類学。著書に「日本のテンナンショウ(北隆館2011年)」。