北海道医療大学セミナーⅢ
「当事者研究」実践講座

【参加資格】 精神保健福祉関連職および関心のある方
【定員】 50名(申込先着順)
【受講料】 シリーズ受講料4,500円(1回:2,000円)
シリーズ受講料振込期限:1月10日(火)

第1回 2012年1月21日(土)13:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

当事者研究実践講座Ⅰ
~ 当事者研究を取り入れた地域生活支援の実際 ~

統合失調症などを持つ人の地域生活支援の共通の目標は、当事者自身がアセスメントの主体となり、自らのニーズを見極め、適切な生活行動を選択し、行動に移すという一連のプロセスの主催者になることと言えるでしょう。生活上のあらゆるリスクを「研究テーマ」として理解し、生きづらさの解消に向けた前向きな試行錯誤を促す支援の在り方を、実際の活用例に基づき体験的に学びます。

向谷地 生良(本学看護福祉学部教授)

むかいやち いくよし/1955年生まれ。北星学園大学卒業。78年浦河赤十字病院医療社会事業部ソーシャルワーカー、01年北星学園大学非常勤講師を経て、03年本学就任。06年より現職。専門は精神障害リハビリテーション メンタルヘルス・ソーシャルワーク。(社福)浦河べてるの家理事。

第2回 2012年1月28日(土)13:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

当事者研究実践講座Ⅱ
~ 当事者研究の研究発表会 ~

統合失調症などの体験を持つ当事者自身が、研究者のまなざしで自らの経験を眺め、観察し、その人ならではの観点からユニークな自分の助け方の方法を見出していこうとする北海道からはじまった当事者研究は、日本だけではなく、海外にも紹介されつつあります。この講座では研究に取り組んでいる人たちの研究成果を発表したいと思います。専門家が思いもつかないユニークな「自助」の知恵を紹介します。

向谷地 生良(本学看護福祉学部教授)

むかいやち いくよし/1955年生まれ。北星学園大学卒業。78年浦河赤十字病院医療社会事業部ソーシャルワーカー、01年北星学園大学非常勤講師を経て、03年本学就任。06年より現職。専門は精神障害リハビリテーション メンタルヘルス・ソーシャルワーク。(社福)浦河べてるの家理事。

第3回 2012年2月4日(土)13:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

[講演]
CBT(認知行動療法)から見た
当事者研究の意義と今後の可能性

[シンポジウム]
「当事者研究を研究する」

2001年に、北海道浦河で統合失調症などをかかえた当事者の自助プログラムとしてはじまった当事者研究は、さまざま方面から注目されています。今回は、特にCBT(認知行動療法)の立場から関心を寄せる石垣先生に講演をしていただきます。その講演を受けて、当事者研究を活用する関係者から、シンポジウム形式で意義と可能性について意見をいただき、参加者で議論を行います。

石垣 琢麿(東京大学大学院 総合文化研究科教授)

いしがき たくま/1964年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。93年浜松医科大学医学部を卒業し精神科医として臨床に従事。99年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了後、横浜国立大学教育人間科学部助教授を経て現職。専門は認知行動療法、統合失調症の症状への認知行動アプローチ。

向谷地 生良(本学看護福祉学部教授)

むかいやち いくよし/1955年生まれ。北星学園大学卒業。78年浦河赤十字病院医療社会事業部ソーシャルワーカー、01年北星学園大学非常勤講師を経て、03年本学就任。06年より現職。専門は精神障害リハビリテーション メンタルヘルス・ソーシャルワーク。(社福)浦河べてるの家理事。