後-1医療薬学セミナー公演は終了しました<薬学部同窓会主催>

【参加資格】 薬剤師
【定員】 会場によって異なります
【受講料】 無料

<札幌> 2011年6月4日(土)18:00~19:30

開講会場 : KKRホテル札幌

6年制薬学教育の完成年次を前にして

2012年3月に薬学6年制の第1期生が卒業します。多くの試行錯誤の中で、カリキュラムの検討、オスキーとCBT、長期にわたる実務実習を行ってきて、そして新基準の薬剤師国家試験を迎えます。日本独特とも言える薬剤師教育の成果はどうなるのでしょうか。

関川 彬(本学薬学部教授)

せきかわ ひとし/1947年生まれ。北海道大学薬学部卒業。同大学薬学部助手を経て、79年本学薬学部助教授。96年より同教授。専門は薬剤学。薬学博士。

<旭川> 2011年7月23日(土)18:30~20:00

開講会場 : 旭川グランドホテル

長期実務実習1年目を終えて
〜 現状と今後の課題 〜

2010年度からスタートした薬学6年制長期実務実習は、臨床に係る実践的能力を培うための参加型実習として、病院及び薬局においてそれぞれ11週間行われています。北海道地区では、4年制教育で行われてきた1ヵ月実習の実績を基に、北海道各地の病院や薬局で長期実務実習が実施されました。 本講演では、長期実務実習1年目を終えてその現状を報告するとともに、今年度の実施状況や今後取り組むべき課題などについて述べたいと思います。

唯野 貢司(本学薬学部教授)

ただの こうじ/1951年生まれ。東北薬科大学大学院修士課程修了。市立札幌病院薬剤部長を経て、本学薬学部教授就任。専門は医療薬剤学、TDM、感染制御全般。ICD、感染制御専門薬剤師、薬学博士。

<青森> 2011年7月23日(土)17:00~

開講会場 : ホテル青森 錦鶏の間(青森市堤町1丁目1-23)
定員 : 50名(本学同窓生に限る)

耳あか型遺伝子の発見と医学的・人類学的意義
~ 薬剤耐性から東アジア人の大移動まで ~

ヒトの多型である耳垢型(湿型と乾型)について、その決定遺伝子ABCC11の発見、各耳垢型における細胞内→外への分子・薬剤の輸送能、各民族での遺伝子頻度、乾型集団の拡散・定住、およびアポクリン腺関連形質への関与などについて解説します。

新川 詔夫(本学学長)

にいかわ のりお/1942年生まれ。北海道大学医学部卒業。スイス・ジュネーブ大学助手、長崎大学大学院教授、同大学医学部原爆後障害医療研究施設長を歴任。平成19年6月より本学個体差健康科学研究所長・教授。平成22年4月より本学学長に就任。専門は人類遺伝学・分子遺伝学・ゲノム医学・先天異常学。

<福岡> 2011年9月24日(土)17:30~19:00

開講会場 : セントラーザ博多ホテル

薬物代謝酵素(CYP)を阻害して
薬効を示す薬物の探索合成

近年、アロマターゼ阻害薬に代表される薬物代謝酵素(CYP)を阻害して薬効を示す薬物の開発が多く試みられています。我々の研究室でも、CYP3A4 阻害薬探索から始まったこれらの試みは、CYP2A6, そして CYP19(アロマターゼ)阻害薬の探索合成と継続され、新たな知見を見出しています。近年のこれら分野での進歩と我々の研究を併せて概説します。

小田 和明(本学薬学部教授)

おだ かずあき/1951年生まれ。北海道大学薬学部卒業。75年本学薬学部助手として着任、助教授を経て、2004年より現職。1986-1987年、米国メリーランド州立大学客員助教授。専門は創薬化学(生理活性を示す複素環化学物の探索合成)。

<沖縄> 2011年10月1日(土)19:00~20:30

開講会場 : サザンプラザ海邦

免疫疾患と治療

花粉症などのアレルギー反応や関節リウマチなどの自己免疫疾患は、通常は異物や癌細胞から身体を守ってくれる免疫のしくみが過剰に反応したり、異常をきたすことによって引き起こされます。このような疾患の治療に用いられる薬の効果を十分に引き出し、副作用を少なくするために、病態が形成されるしくみや薬の作用機構を理解することが必要になります。このような観点から、我々の研究室では、関節リウマチの病態形成のしくみ、高分子量ヒアルロン酸が消炎鎮痛作用を示すしくみ、抗アレルギー薬が作用するしくみ、食品成分が癌細胞の増殖を抑えるしくみなどを、研究テーマとして取り組んできました。 本セミナーでは、このような背景のもとで、免疫疾患の病態形成のしくみや治療薬が作用するしくみに焦点を当てて話題を提供いたします。

田元 浩一(徳島文理大学 香川薬学部教授)

たもと こういち/1947年生まれ。北海道大学大学院薬学研究科修士課程修了。73年北海道大学薬学部教務職員、78年同大学薬学部助手、85年北海道医療大学薬学部助教授を経て、05年より現職。専門は免疫学、細胞生物学。

<大阪> 2011年10月22日(土)17:00~18:30

開講会場 : ホテルグランヴィア大阪

6年制薬学教育の完成年次を前にして

2012年3月に薬学6年制の第1期生が卒業します。多くの試行錯誤の中で、カリキュラムの検討、オスキーとCBT、長期にわたる実務実習を行ってきて、そして新基準の薬剤師国家試験を迎えます。日本独特とも言える薬剤師教育の成果はどうなるのでしょうか。

関川 彬(本学薬学部教授)

せきかわ ひとし/1947年生まれ。北海道大学薬学部卒業。同大学薬学部助手を経て、79年本学薬学部助教授。96年より同教授。専門は薬剤学。薬学博士。

<栃木> 2011年10月22日(土)18:00~19:30

開講会場 : 東日本ホテル宇都宮

生体分子を化学する

私たちの生命活動は、遺伝子(DNA)を中心として数多くの化合物(分子)が緻密に連携しています。今回は、ビタミンを中心として生体内での働きを「化学の力」を借りるとどのように理解できるかについてお話します。

石倉 稔(本学薬学部教授)

いしくら みのる/1955年生まれ。北海道大学大学院薬学研究科博士課程中退。81年東日本学園大学薬学部助手、85年カリフォルニア大学サンディエゴ校化学科博士研究員、89年本学薬学部講師、96年本学薬学部助教授、01年より本学薬学部教授を経て現職。専門は有機合成化学。

<釧路> 2011年11月12日(土)16:30~18:00

開講会場 : 釧路全日空ホテル

OTCとサプリメントを考える −現状と将来−

OTCは高齢社会のなかで新しい役割が求められています。国民医療費が増加する中で、如何なる役割を目指すべきかを考察します。一方、サプリメントのなかで特定保健食品は従来のメタボ対応から、今後は高齢者のQOL向上への役割をも求められ、この面についても考察します。

髙田 昌彦(本学名誉教授)

たかだ まさひこ/1931年生まれ。北海道大学医学部薬学科卒業。北海道大学医学部附属病院薬剤部、厚生省北海道地方医務局を経て、現職。専門は薬剤学、社会薬学、薬史学。