主Ⅰ公演は終了しました北海道医療大学セミナーⅠ
子育て支援

【定員】 100名(申込先着順)
【受講料】 無料

第1回 2010年9月11日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

妊娠中・授乳中のくすりの安全な使い方

薬の中には、妊娠中の母親が服用すると胎盤を通して胎児に移行し胎児の成長に悪影響を及ぼすものが数多く知られています。また、授乳中の母親が服用すると母乳を介して乳児がそれを服用することになり、結果として乳児に様々な作用を及ぼすものもあります。多くの場合は、医師や薬剤師に相談しながら適切な薬を選択することでそれらの問題を事前に回避することが可能です。ここではいろいろな例を紹介しながら、妊娠中・授乳中のくすりの安全な使い方を考えてみます。

齊藤 浩司(本学薬学部教授)

さいとう ひろし/1953年生まれ。北海道大学薬学部卒、80年に同病院薬剤部薬剤師、89年薬学博士号取得。92年アメリカのDuPont Merck Pharm.Co.へ留学。96年、本学薬学部助教授就任、99年より現職。研究テーマは「医薬品の体内移行動態の解明とその制御」。

第2回 2010年9月25日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

心理学的に見る子育ての知恵 ~子どもの上手なほめ方・叱り方~

例えば「三つ叱って七つほめよ」の諺にもあるように、ほめ方・叱り方には気をつけたいポイントがいくつかあります。それらはどんなことでしょう。自尊心、やる気、思いやりなどを例にしながら、子どもの心の育ちと関わり方の知恵を心理学的に解説していきます。

堀内 ゆかり(本学心理科学部准教授)

ほりうち ゆかり/1963年生まれ。筑波大学大学院心理学研究科博士課程退学。北海道大学教育学部助手、拓殖大学北海道短期大学保育科助教授、東京成徳大学大学院心理科学研究科助教授を経て、09年より現職。専門は臨床心理学(特に子どもの心理臨床)、教育臨床。

第3回 2010年10月9日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

育児のキーポイント ~親と子の関係を支援する~

赤ちゃんは生まれた直後から、積極的に他者と関わりを持とうとしています。赤ちゃんが出しているサインを受け止め、適切に関わるために周囲の大人はどうしたらよいのか、また、親が育児を楽しむために、どのような支援が望まれるのか、既存の調査をもとにお話しします。

三國 久美(本学看護福祉学部教授)

みくに くみ/本学大学院看護福祉学研究科博士課程修了。保健所保健師勤務を経て、93年より本学就任、07年より現職。専門は母子看護学。

第4回 2010年10月23日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

子育てを地域社会が支える

子どもは「未来を担う社会の宝」とされていますが、今日の急激な社会環境の変化は、子育ての基盤である家庭や地域社会にも大きな影響を及ぼしています。都市化や核家族化が進み、地域のつながりは希薄になりました。孤独感を抱く親も増え、児童虐待につながる場合もあります。地域社会が子育てを支えるには何が必要かを考えます。

鈴木 幸雄(本学看護福祉学部教授)

すずき ゆきお/東北福祉大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了。社会福祉法人仙台キリスト教育児院児童指導員、帯広大谷短期大学助教授を経て、本学看護福祉学部助教授に就任、02年より同教授。09年、日本社会福祉教育学校連盟評議員兼任。専門は児童福祉論、社会福祉論。

第5回 2010年11月7日(日)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

ことばの育ち ~小さなことばの大きなちから~

子どもが歩きをはじめる感動の次に、ことばが気になりだします。「はじめてのことば」には親にとって期待と喜びがあります。子どもの発した小さなことばが、周りの大人の丁寧な聞き取りによって、大きな広がりを意味することがあります。ことばの役目の<伝える・考える>が育つために、子どもの発した小さなことばをしっかりと受け止めて、よく聞いてあげてください。ことばが遅い、はっきりしない、などの心配の前に、良い聞き上手になってみましょう。そんなときに役立つ言語発達のプロセスを、わかりやすく解説します。

石川 美子(本学心理科学部講師)

いしかわ よしこ/北海道大学文学部卒業後、北海道教育大学言語障害教員養成課程修了、東京学芸大学大学院修士課程修了。北海道立札幌療育センター等にて言語聴覚士として勤務した後、札幌医療福祉専門学校言語聴覚療法学科教員、04年4月より現職。専門は言語発達障害学。

第6回 2010年12月4日(土)14:00~16:00

開講会場 : 札幌サテライトキャンパス

歯科を通しての子育て支援とは?

乳歯は胎生時(母親の妊娠期間中)から作られ、3歳頃までに生えそろい、6歳前後で永久歯への交換が始まります。赤ちゃんが生まれると、生後6~8か月程度で最初の乳歯が萌出しますが、それからは虫歯ができないか、きれいな歯並びになるか、と心配ごとはたくさん出てくるでしょう。授乳、離乳食、固形食と咀嚼機能が発達していく中での、小さなお口の中の健康を守るためのアドバイスをお話しします。

五十嵐 清治(本学歯学部教授)

いがらし せいじ/神奈川歯科大学卒業後、北海道大学歯学部助手、講師を経て、1979年本学歯学部助教授に就任、85年に教授。歯学部附属歯科衛生士専門学校校長を兼任。専門は小児歯科学、口腔衛生・予防歯科学。