概要
生命維持の重要な臓器である呼吸器系および循環器系の障害に対する理学療法の評価および治療に関する研究を進めています。
1)閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対する理学療法介入の可能性に関する研究
上気道抵抗を引き起こす舌根沈下や咽頭肥大に対して口腔や舌咽頭周囲の運動療法による形態的あるいは機能的変化が自覚症状やAHIの改善に結合する可能性があります。睡眠時無呼吸外来を有する医療機関との共同研究により実施しています。
2)拡張不全型心不全における運動時左室機能応答の評価および至適運動強度設定の確立に向けて
拡張不全型心不全は運動時に心不全症状が増悪するという特徴があります。そのため心機能に関する安静時所見の蓄積だけでは有効な病態評価を行うことは不可能であり、運動負荷との組み合わせによる病態評価が重要です。組織ドプラー法による評価に加え、運動負荷頸動脈エコーによる新たな指標の開発と臨床応用を展望しています。
お知らせ・更新情報
2013/09/12 | 「講座・教員案内」HPを更新しました |